カッチングダクトとは?
カッチングダクトとは、配線作業の効率化のために開発された配線用ダクトです。側片を指先で簡単に折り取ったり、通線孔の切り込み部分を指で開いたりして、電線を通線・配線することが可能です。特に、通線孔の内外面に面取り加工が施された「エッジレスタイプ」は、絶縁被覆の薄い通信線などを保護するのに有効です。
カッチングダクトの特徴
通線孔:上部の切り込みを開くだけで電線を通せます。電線の量に応じて通線孔を広げたり、折り取ったりして、必要な大きさに調整できます。
エッジレスタイプ:通線孔の内外面に面取り加工が施されており、薄い被覆の電線を傷つけにくいです。
丈夫さ:通線孔上部が切り込みではなくつながっているため、長尺でもたわまず丈夫で、取り扱いやすい構造です。つながっている部分は、ニッパーなどで簡単に切断できます。
取り付け:側片を指先で簡単に折り取って、長さを調整できます。
用途:盤内配線や屋内配線など、さまざまな場所で使われます。外観を重視する場所や、分岐が不要な場所にも適しています。
主なタイプ
ADRタイプ:通線孔上部に切り込みがあり、指で開いて電線を通すことができます。
BDRタイプ:通線孔上部が切り込みなくつながっており、エッジレス加工が施されています。
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