カプセル化に関するネットワークスペシャリスト試験

 

以下は「カプセル化」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験対策用の 選択式・穴埋め・誤文訂正問題(全10問) です。


カプセル化に関する問題(全10問)


■ 問題 1

カプセル化とは何か。最も適切な説明を選べ。
A. データを複数の経路で並列に送る技術
B. 上位層のデータにヘッダ等を付加して下位層へ渡す処理
C. ファイルを圧縮して送信する手法
D. 暗号化された通信データの解析処理

【正解】B
【解説】カプセル化は、上位層のデータにプロトコルごとのヘッダやトレーラを付けて下位層に渡す処理。
【穴埋め】カプセル化とは上位層のデータに「________」を付加する処理である。
→ ヘッダ
【誤文訂正】A/C/D:カプセル化の説明として誤り。


■ 問題 2

カプセル化が行われる階層構造として正しいのはどれか。
A. OSI基本参照モデル
B. Unicode構造モデル
C. HTML階層構造
D. TCPストリーム構造

【正解】A
【解説】カプセル化はOSI参照モデルにおいて各層で行われる処理の一つ。
【穴埋め】カプセル化は「________」モデルにおいて定義される。
→ OSI参照
【誤文訂正】B/C/D:OSIモデルとは関係がない。


■ 問題 3

トランスポート層のカプセル化で追加される情報はどれか。
A. MACアドレス
B. IPアドレス
C. ポート番号
D. TTL値

【正解】C
【解説】トランスポート層ではポート番号などの情報を含むヘッダを付加する。
【穴埋め】トランスポート層では「________番号」を付加する。
→ ポート
【誤文訂正】A/B/D:それぞれ別の層で付加される情報。


■ 問題 4

ネットワーク層でのカプセル化処理によって付加される主な情報はどれか。
A. フレームチェックシーケンス
B. IPアドレス
C. ポート番号
D. ファイル名

【正解】B
【解説】ネットワーク層ではIPヘッダが追加され、送信元と宛先IPアドレスが付加される。
【穴埋め】ネットワーク層では「________アドレス」が追加される。
→ IP
【誤文訂正】A/C/D:IPアドレスではない。


■ 問題 5

データリンク層で行われるカプセル化によって付加されるものはどれか。
A. IPヘッダ
B. セッション番号
C. MACアドレス
D. ドメイン名

【正解】C
【解説】データリンク層ではMACアドレスを含むヘッダ・FCSなどが付加される。
【穴埋め】データリンク層で追加されるアドレスは「________アドレス」である。
→ MAC
【誤文訂正】A/B/D:MACアドレスとは関係がない。


■ 問題 6

アプリケーション層のデータは下位層でどのように扱われるか。
A. そのまま送信される
B. 暗号化された状態で転送される
C. ペイロードとして取り込まれ、カプセル化される
D. 圧縮されて削除される

【正解】C
【解説】アプリケーション層のデータは下位層のペイロードとなり、順次カプセル化されていく。
【穴埋め】アプリケーション層のデータは下位層で「________」される。
→ カプセル化
【誤文訂正】A/B/D:正確な説明ではない。


■ 問題 7

カプセル化されたデータを受信側で元に戻す処理を何というか。
A. トンネリング
B. 逆変換
C. パディング
D. 非カプセル化(またはカプセル化解除)

【正解】D
【解説】受信側では各層ごとにヘッダを取り除いて上位層に渡す「非カプセル化」処理が行われる。
【穴埋め】カプセル化の逆処理を「________」という。
→ 非カプセル化
【誤文訂正】A/B/C:別の概念や処理。


■ 問題 8

次のうち、カプセル化の順序として正しいものはどれか。
A. データ→アプリケーションヘッダ→IPヘッダ→MACヘッダ
B. アプリケーションヘッダ→データ→MACヘッダ→IPヘッダ
C. データ→トランスポートヘッダ→IPヘッダ→データリンクヘッダ
D. データ→MACヘッダ→トランスポートヘッダ→IPヘッダ

【正解】C
【解説】各層でデータに対応するヘッダが順に付加されて下位層に渡される。
【穴埋め】正しい順序はデータ→「________」→IP→データリンクヘッダである。
→ トランスポートヘッダ
【誤文訂正】A/B/D:順序が誤っている。


■ 問題 9

カプセル化処理の目的として適切でないものはどれか。
A. 各層の独立性の確保
B. データの追跡性向上
C. 複雑な経路の設定
D. 通信プロトコルの分離

【正解】C
【解説】カプセル化は階層ごとに処理を分けるため、経路の複雑化が目的ではない。
【穴埋め】カプセル化の目的は「通信プロトコルの________」である。
→ 分離
【誤文訂正】C:経路の複雑化は目的ではない。


■ 問題 10

TCP/IP通信における「カプセル化」の出発点はどの層か。
A. 物理層
B. ネットワーク層
C. アプリケーション層
D. データリンク層

【正解】C
【解説】ユーザがデータを生成するのはアプリケーション層であり、ここからカプセル化が開始される。
【穴埋め】TCP/IPモデルでは「________層」からカプセル化が始まる。
→ アプリケーション
【誤文訂正】A/B/D:カプセル化の起点ではない。


ご希望があれば、「VPNでのカプセル化の応用」や「トンネリングとの違い」などの応用問題も作成できます。お気軽にどうぞ。

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