グローバルアドレスに関するネットワークスペシャリスト試験
以下に「グローバルアドレス」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を、従来の形式(選択式+正解+解説+穴埋め+誤文訂正)で10問作成します。
■ 問題1
IPv4におけるグローバルアドレスの特徴はどれか。
A. 同一ネットワーク内でのみ使用できる
B. プライベートアドレスの別名である
C. インターネット上で一意に割り当てられる
D. DHCPサーバでのみ利用される
【正解】C
【解説】グローバルアドレスは、インターネット上で一意に割り当てられるIPアドレスであり、重複してはならない。
【穴埋め】グローバルアドレスは、インターネット上で__________に割り当てられる。
→ 一意
【誤文訂正】グローバルアドレスはプライベートアドレスの別名ではなく、インターネットで一意に使われるアドレスである。
■ 問題2
次のうち、IPv4におけるプライベートアドレスの範囲に含まれず、グローバルアドレスとして使用できるものはどれか。
A. 10.0.0.1
B. 172.16.0.1
C. 192.168.1.1
D. 8.8.8.8
【正解】D
【解説】8.8.8.8はGoogleが所有するグローバルIPアドレスで、パブリックDNSとして使用されている。
【穴埋め】8.8.8.8はGoogleの__________DNSとして知られるグローバルIPアドレスである。
→ パブリック
【誤文訂正】192.168.1.1はグローバルアドレスではなく、プライベートアドレスである。
■ 問題3
グローバルアドレスが必要となる場面はどれか。
A. ローカルネットワーク内での通信
B. NATを使用する環境下の内部通信
C. インターネットに直接接続する通信
D. DHCPリース期間の更新処理時
【正解】C
【解説】インターネットに直接接続する通信では、グローバルアドレスが必要となる。
【穴埋め】インターネットと直接通信するには__________アドレスが必要である。
→ グローバル
【誤文訂正】ローカル通信ではグローバルアドレスではなく、プライベートアドレスを使用するのが一般的である。
■ 問題4
IPv6においてグローバルユニキャストアドレスのプレフィックスはどれか。
A. FE80::/10
B. FC00::/7
C. 2000::/3
D. FEC0::/10
【正解】C
【解説】IPv6のグローバルユニキャストアドレスは2000::/3で始まる範囲が割り当てられている。
【穴埋め】IPv6のグローバルユニキャストアドレスのプレフィックスは__________である。
→ 2000::/3
【誤文訂正】FE80::/10はリンクローカルアドレスであり、グローバルアドレスではない。
■ 問題5
IPv4において、グローバルアドレスの割り当てを管理している組織はどれか。
A. ICANN
B. ISO
C. W3C
D. IETF
【正解】A
【解説】ICANNはインターネットのグローバルIPアドレス空間の割り当てを管理する組織である。
【穴埋め】グローバルIPアドレスは__________によって管理されている。
→ ICANN
【誤文訂正】IETFはインターネットの技術標準化を行う機関であり、IPアドレスの割り当てはICANNが行う。
■ 問題6
IPv6で、グローバルユニキャストアドレスはどのような範囲で使用されるか。
A. 同一リンク内通信
B. 一時的なアドレスの生成
C. インターネット上での一意な通信
D. 特定のアプリケーションのみで使用
【正解】C
【解説】IPv6のグローバルユニキャストアドレスは、インターネット上で一意に使用される。
【穴埋め】IPv6グローバルユニキャストアドレスは、インターネット上で__________に使用される。
→ 一意
【誤文訂正】リンクローカルアドレスは同一リンク内で使用され、グローバルアドレスとは用途が異なる。
■ 問題7
グローバルアドレスに関する説明として誤っているものはどれか。
A. IPv4のグローバルアドレスはインターネットに一意である
B. IPv6のグローバルアドレスは2000::/3で始まる
C. グローバルアドレスはルータでフィルタリングされる
D. プライベートアドレスと同時に同一インターフェースに設定できる
【正解】C
【解説】グローバルアドレスはルータでフィルタリングされるわけではなく、インターネットルーティングで使用される。
【穴埋め】グローバルアドレスは、インターネットでの__________可能なアドレスである。
→ ルーティング
【誤文訂正】グローバルアドレスはルータでブロックされる対象ではなく、ルーティング対象である。
■ 問題8
プライベートアドレスとグローバルアドレスを変換してインターネット通信を可能にする技術はどれか。
A. DNS
B. NAT
C. DHCP
D. ICMP
【正解】B
【解説】NAT(Network Address Translation)は、プライベートアドレスとグローバルアドレスの変換を行い、インターネット通信を可能にする。
【穴埋め】NATは__________アドレスとグローバルアドレスの変換を行う。
→ プライベート
【誤文訂正】DNSは名前解決を行う技術であり、アドレス変換は行わない。
■ 問題9
IPv6グローバルアドレスにおいて、サブネット識別子に使用されるビット数はどれか。
A. 16ビット
B. 32ビット
C. 48ビット
D. 64ビット
【正解】16ビット
【解説】IPv6グローバルユニキャストアドレスは、インターフェースID(64ビット)とサブネット識別子(16ビット)を含む構造をしている。
【穴埋め】IPv6グローバルアドレスのサブネット識別子は__________ビットである。
→ 16
【誤文訂正】IPv6ではインターフェースIDが64ビットであり、サブネット識別子は16ビットである。
■ 問題10
IPv4のグローバルアドレスを利用する場合、企業のルータは何を通じてインターネットと接続されるか。
A. DHCPサーバ
B. DNSサーバ
C. ISP(インターネットサービスプロバイダ)
D. NTPサーバ
【正解】C
【解説】企業や組織がインターネットに接続するには、ISPからグローバルIPアドレスの割り当てを受けてルータ経由で接続する。
【穴埋め】企業は__________を通じてグローバルIPアドレスを取得し、インターネットに接続する。
→ ISP
【誤文訂正】NTPサーバは時刻同期用であり、インターネット接続には関与しない。
続けて「ループバックアドレス」「デフォルトルート」「プレフィックス」などのテーマでもご希望があれば同形式で出題可能です。
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