デフォルトゲートウェイに関するネットワークスペシャリスト試験
以下に「デフォルトゲートウェイ」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を従来形式で11問作成しました。
■ 問題1
IPパケットが宛先IPアドレスに対する経路情報を持たない場合、どのように処理されるか。
A. パケットは破棄される
B. ARPブロードキャストを行う
C. デフォルトゲートウェイへ転送される
D. 自動的にルーティングテーブルが作成される
【正解】C
【解説】ルーティングテーブルに該当する経路がない場合、デフォルトゲートウェイ(既定ゲートウェイ)に転送される。
【穴埋め】ルーティングテーブルに該当がないIPパケットは、__________に転送される。
→ デフォルトゲートウェイ
【誤文訂正】「ルーティングテーブルに一致する経路がない場合、パケットは必ず破棄される」は誤りであり、正しくは「デフォルトゲートウェイへ転送される場合がある」。
■ 問題2
デフォルトゲートウェイの役割として最も適切なものはどれか。
A. LAN内の機器同士のアドレス変換
B. 未知の宛先IPアドレスに対するパケットの転送
C. DNSクエリの中継
D. ブロードキャストの抑制
【正解】B
【解説】デフォルトゲートウェイは、ルーティングテーブルに該当しない宛先のパケットを外部ネットワークに送る役割を担う。
【穴埋め】デフォルトゲートウェイは、__________の宛先に対するIPパケットを外部に転送する役割を担う。
→ 未知
【誤文訂正】「デフォルトゲートウェイはDNSの問い合わせを解決する」は誤りであり、正しくは「未知の宛先へのパケット転送を行う」。
■ 問題3
デフォルトゲートウェイを設定しない場合、発生し得る問題はどれか。
A. ローカル通信ができなくなる
B. ネットワーク全体がダウンする
C. インターネットなど外部ネットワークに接続できない
D. DHCPによるアドレス取得ができなくなる
【正解】C
【解説】ローカル通信は可能だが、外部ネットワークへの経路が不明なため、外部との通信ができない。
【穴埋め】デフォルトゲートウェイが設定されていないと、__________への通信が行えない。
→ 外部ネットワーク
【誤文訂正】「デフォルトゲートウェイが無いとLAN内通信も不可能になる」は誤りで、LAN内は問題なく通信可能。
■ 問題4
以下のうち、デフォルトゲートウェイに最も近い説明はどれか。
A. 各ホストに割り当てられるMACアドレス
B. ネットワーク間の境界に位置するルータのIPアドレス
C. ブロードキャストを中継するスイッチのアドレス
D. DHCPサーバが割り当てるローカルIP
【正解】B
【解説】デフォルトゲートウェイは、ネットワークセグメントの境界にあるルータのIPアドレスを指す。
【穴埋め】デフォルトゲートウェイは、__________の役割を担うルータのIPアドレスである。
→ ネットワーク境界
【誤文訂正】「デフォルトゲートウェイはブロードキャスト中継用のスイッチのアドレスである」は誤り。
■ 問題5
通常、クライアントPCのデフォルトゲートウェイのIPアドレスはどのように設定されるか。
A. 静的にクライアントPC自身で決定される
B. DNSから動的に割り当てられる
C. DHCPサーバから動的に通知される
D. ARPで自動取得される
【正解】C
【解説】DHCPは、IPアドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイなどの情報を自動配布する。
【穴埋め】DHCPにより、デフォルトゲートウェイの__________が自動設定される。
→ IPアドレス
【誤文訂正】「デフォルトゲートウェイはDNSで取得する」は誤りで、DHCPによって設定されるのが一般的。
■ 問題6
ルータにおいて、デフォルトゲートウェイのルーティングテーブルエントリに使われるプレフィックスはどれか。
A. 0.0.0.0/0
B. 255.255.255.255/32
C. 127.0.0.0/8
D. 192.168.0.0/24
【正解】A
【解説】0.0.0.0/0は「全てのIPアドレス」に一致するエントリであり、デフォルトルートとして使用される。
【穴埋め】デフォルトルートは、プレフィックス__________で指定される。
→ 0.0.0.0/0
【誤文訂正】「デフォルトゲートウェイのエントリは127.0.0.0/8である」は誤り。
■ 問題7
以下のうち、複数のネットワークインタフェースを持つ機器において、デフォルトゲートウェイ設定が必要なのはどのインタフェースか。
A. すべてのインタフェース
B. ルーティング機能が無効なインタフェース
C. 外部ネットワークと通信するインタフェース
D. DNSが通過するインタフェース
【正解】C
【解説】デフォルトゲートウェイは、外部との通信経路を指定するため、外部に接続するインタフェースで必要。
【穴埋め】デフォルトゲートウェイは、__________ネットワークと通信するインタフェースで設定される。
→ 外部
【誤文訂正】「デフォルトゲートウェイはすべてのインタフェースに設定が必要」は誤り。
■ 問題8
Windowsにおけるデフォルトゲートウェイの確認方法として適切なのはどれか。
A. netsh gateway
B. ping gateway
C. ipconfig
D. arp -a
【正解】C
【解説】コマンドプロンプトで ipconfig
を実行することで、現在設定されているデフォルトゲートウェイが表示される。
【穴埋め】Windowsでは、__________コマンドでデフォルトゲートウェイを確認できる。
→ ipconfig
【誤文訂正】「arp -a
コマンドでゲートウェイIPが確認できる」は誤り。
■ 問題9
Linuxでルーティングテーブルを確認し、デフォルトゲートウェイの設定を確認するコマンドはどれか。
A. netstat -r
B. route print
C. tracert
D. nslookup
【正解】A
【解説】netstat -r
またはip route
コマンドにより、Linuxのルーティング情報(デフォルトゲートウェイ含む)を確認できる。
【穴埋め】Linuxでは、__________
コマンドでデフォルトゲートウェイを含むルーティングテーブルを確認できる。
→ netstat -r
【誤文訂正】「nslookup
でゲートウェイを確認する」は誤りで、名前解決用のコマンドである。
■ 問題10
デフォルトゲートウェイがダウンした場合の主な影響はどれか。
A. LAN内通信が停止する
B. NATが停止する
C. 外部ネットワークへの通信ができなくなる
D. IPアドレスの取得ができなくなる
【正解】C
【解説】デフォルトゲートウェイが利用できないと、外部へのパケットの転送ができず、インターネットなどの接続が途絶える。
【穴埋め】デフォルトゲートウェイの障害により、__________ネットワークへの通信が不可能となる。
→ 外部
【誤文訂正】「ゲートウェイがダウンするとLAN内の通信も停止する」は誤り。
さらにご希望のテーマがあれば続けて作成可能です。
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