ホップ数に関するネットワークスペシャリスト試験
以下に「ホップ数」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を一括で10問作成します。
それぞれ、【選択肢問題】【穴埋め】【誤文訂正】の3つの形式を含みます。
■ 問題1
ホップ数とは何を表す指標か。
A. パケットのサイズ
B. 宛先までのルータの数
C. パケットの遅延時間
D. 宛先IPアドレスの数
【正解】B
【解説】ホップ数(Hop Count)は、パケットが送信元から宛先までに通過するルータの数を指す。
【穴埋め】ホップ数とは、パケットが通過する ________ の数である。
→ ルータ
【誤文訂正】ホップ数とはパケットのサイズを示す数値である。
→ 正しくは「ホップ数とはパケットが通過するルータの数を示す」。
■ 問題2
ホップ数に関する説明として最も適切なものはどれか。
A. 通常、IPパケットのヘッダには記録されない。
B. 通常、TTLフィールドにより間接的に管理されている。
C. OSI参照モデルの物理層で定義される。
D. DNSサーバが管理している。
【正解】B
【解説】ホップ数はIPヘッダ内のTTL(Time To Live)フィールドにより管理される。ルータ通過のたびに1ずつ減る。
■ 問題3
IPパケットが最大ホップ数に達するとどうなるか。
A. パケットは宛先に転送され続ける
B. パケットは破棄され、ICMPエラーメッセージが返る
C. パケットはフラグメントされる
D. DNSに自動登録される
【正解】B
【解説】TTLが0になるとルータはパケットを破棄し、ICMPのTime Exceededメッセージを送信する。
■ 問題4
以下のうち、ホップ数を使用するルーティングプロトコルはどれか。
A. OSPF
B. BGP
C. RIP
D. IS-IS
【正解】C
【解説】RIP(Routing Information Protocol)はホップ数を唯一の経路選定指標とする。
【穴埋め】RIPは ________ を経路選定の基準として使用する。
→ ホップ数
■ 問題5
RIPでのホップ数の最大値はいくつか。
A. 8
B. 15
C. 32
D. 255
【正解】B
【解説】RIPではホップ数16は「到達不能」を意味し、実際の最大有効値は15である。
【誤文訂正】RIPではホップ数の最大値は255である。
→ 正しくは「RIPの最大ホップ数は15で、16は到達不能とされる」。
■ 問題6
ホップ数が少ないルートの特徴として適切でないものはどれか。
A. 遅延が少ない
B. 経路が短い
C. 必ずしも帯域が広いとは限らない
D. 必ず信頼性が高い
【正解】D
【解説】ホップ数が少なくても信頼性や帯域が保証されるわけではない。
■ 問題7
tracerouteコマンドは、ホップ数を利用して何を調べるか。
A. IPアドレスのMAC変換
B. 通信速度の平均
C. 通信経路の途中ルータのIPアドレス
D. ARPテーブルの内容
【正解】C
【解説】tracerouteはTTLを1ずつ増やして送信し、各ホップごとのルータを特定する。
■ 問題8
RIPにおいてホップ数が16になると、ルータはその経路をどう扱うか。
A. 優先的に使用する
B. 一時的に保持する
C. 破棄し、「到達不能」と判断する
D. そのままルーティングテーブルに残す
【正解】C
【解説】RIPでは16ホップは「infinite distance(無限距離)」を意味する。
■ 問題9
ホップ数の増加によって一般的にどのような影響があるか。
A. パケットの到達時間は短くなる
B. パケットの信頼性は向上する
C. パケットの遅延が増える可能性がある
D. 帯域使用量が減少する
【正解】C
【解説】ホップ数が多いと中継回数が増え、遅延やロスのリスクが高まる。
■ 問題10
OSPFやEIGRPなどでホップ数以外が使われる理由として適切なものはどれか。
A. ホップ数ではMTUを表せないため
B. ホップ数では速度や信頼性を評価できないため
C. ホップ数ではアドレスを割り当てられないため
D. ホップ数ではMACアドレスの解決ができないため
【正解】B
【解説】ホップ数は単純な距離しか評価できず、帯域・遅延・信頼性などを考慮できないため、より高度な指標が使われる。
ご希望があれば午後問題形式や事例ベースの応用問題も追加作成可能です。
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