アクセスポイント機能に関するネットワークスペシャリスト試験

 

以下に「アクセスポイント機能」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を10問(選択式+正解+解説+穴埋め+誤文訂正)で作成いたします。


■ 問題1

アクセスポイント(AP)が果たす基本的な役割はどれか。
A. 無線LANのチャンネルを暗号化する
B. 無線クライアントと有線ネットワークの橋渡しをする
C. DNSサーバとして機能する
D. インターネットのゲートウェイとなる

【正解】B
【解説】アクセスポイントは、無線端末と有線LAN(または他のネットワーク)間を接続するブリッジのような役割を果たす。

【穴埋め】アクセスポイントは、無線端末と ________ ネットワークとの橋渡しを行う。
→ 有線

【誤文訂正】アクセスポイントはDNSサーバの役割を担う。
→ 正しくは、アクセスポイントは無線と有線のネットワークを中継する。


■ 問題2

アクセスポイントに関する説明のうち、正しいものはどれか。
A. 有線ネットワーク上にMACアドレス変換を行う
B. 無線クライアント間の通信をすべて遮断する
C. 無線LANクライアントをインフラストラクチャモードで接続させる
D. IPアドレス変換(NAT)を実施する

【正解】C
【解説】インフラストラクチャモードでは、アクセスポイントが中心となって通信が行われる。


■ 問題3

アクセスポイントが対応すべき電波帯域として正しいものはどれか。
A. 3GHz帯と6GHz帯
B. 2.4GHz帯と5GHz帯
C. 1GHz帯と10GHz帯
D. 900MHz帯と7GHz帯

【正解】B
【解説】一般的な無線LAN(IEEE 802.11)は、2.4GHz帯と5GHz帯に対応している。


■ 問題4

複数のアクセスポイントを設置する際に重要な事項はどれか。
A. 同じチャンネルに統一する
B. チャンネルを重ならないように調整する
C. すべてのAPをブリッジモードにする
D. 暗号化設定を解除する

【正解】B
【解説】チャンネルが重複すると干渉が発生し通信品質が低下するため、適切なチャンネル設計が必要。

【穴埋め】複数のアクセスポイントを設置する際には、チャンネルの ________ を避けるように設定する。
→ 重複


■ 問題5

アクセスポイントにおけるSSIDの役割として最も適切なものはどれか。
A. 暗号方式の決定
B. 無線LANの識別名としてブロードキャストされる
C. DHCPリースの制御
D. MACアドレスの割当て

【正解】B
【解説】SSID(Service Set Identifier)はネットワーク名であり、アクセスポイントが無線端末に対してブロードキャストする。


■ 問題6

企業のセキュリティにおいて、アクセスポイントのステルス機能が果たす役割はどれか。
A. 通信を全て暗号化する
B. SSIDのブロードキャストを停止して秘匿性を高める
C. MACアドレスの暗号化を行う
D. 無線電波の出力を制限する

【正解】B
【解説】ステルスモードはSSIDを隠すことで第三者からの発見を困難にするが、完全なセキュリティ対策とはならない。


■ 問題7

アクセスポイントが同時接続クライアント数の制限を設ける理由は何か。
A. MACアドレスの上限
B. 通信の混信防止
C. 電波法違反を防ぐため
D. IPアドレス枯渇の回避

【正解】B
【解説】多数の端末が同時に接続すると、干渉や帯域不足で通信品質が低下するため、上限を設定する。


■ 問題8

アクセスポイントが管理するBSS(Basic Service Set)に属するものはどれか。
A. IPアドレスの範囲
B. 無線チャネル番号
C. クライアントMACアドレス群
D. サブネットマスク

【正解】C
【解説】BSSは、1つのアクセスポイントとその配下の無線クライアント群で構成される。


■ 問題9

アクセスポイントにおける「ブリッジモード」とはどのような動作か。
A. NATによってプライベートIPを変換する
B. ルータとして動作する
C. 有線ネットワークと無線ネットワークをL2で接続する
D. クライアントのMACアドレスをフィルタする

【正解】C
【解説】ブリッジモードでは、アクセスポイントはL2スイッチのように働き、IPアドレスの管理などは行わない。


■ 問題10

無線LANにおいて、アクセスポイントのローミング機能が重要となる場面はどれか。
A. DNS切替が必要なとき
B. クライアントが高速移動しながら通信を継続する場合
C. 無線端末がDHCP要求を行うとき
D. データ転送にTCPが使われるとき

【正解】B
【解説】ローミング機能により、移動中でも別のAPに自動的に接続し、通信を切断せずに継続できる。


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