経路制御情報に関するネットワークスペシャリスト試験

 

以下に、**「経路制御情報」**をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を10問、選択式・穴埋め・誤文訂正形式を組み合わせて作成します。


■ 問題1

経路制御情報に含まれるものとして適切なものはどれか。
A. ファイアウォールのポリシールール
B. 経路の到達先ネットワークアドレス
C. DNSレコードの一覧
D. MACアドレステーブル

【正解】B
【解説】経路制御情報には、宛先ネットワークアドレス、ネクストホップ、メトリックなどが含まれる。

【穴埋め】経路制御情報は ________ に基づいて最適なパスを選択するために使用される。
→ 宛先ネットワークアドレス


■ 問題2

ルーティングテーブルにおける「ネクストホップ」の意味として正しいものはどれか。
A. 通信相手のMACアドレス
B. 最終到達先のホストアドレス
C. 次にパケットを送信するルータのIPアドレス
D. 送信元のIPアドレス

【正解】C
【解説】「ネクストホップ」は、パケット転送時に次に送信すべきルータのアドレスを示す。


■ 問題3

経路制御情報において、ルート選択の優先順位に影響する値はどれか。
A. MTU
B. TTL
C. メトリック
D. ACK

【正解】C
【解説】メトリックは、コストやホップ数などを数値化したもので、経路選択時の比較に用いる。

【誤文訂正】TTLは経路選択時に使用されるメトリックの値である。
→ TTLは経路選択ではなく、パケット寿命の制御に使われる。


■ 問題4

RIPにおける経路制御情報の更新タイミングは通常何秒ごとか。
A. 10秒
B. 30秒
C. 60秒
D. 180秒

【正解】B
【解説】RIPは30秒ごとに経路制御情報を全ルータにブロードキャストする。


■ 問題5

OSPFの経路制御情報に含まれるリンク状態データベースは、何を元に構築されるか。
A. 全ルータのホスト名
B. 各リンクの接続状態とコスト情報
C. ユーザの送受信トラフィック量
D. TCPセッションの状態

【正解】B
【解説】OSPFはリンクステート型プロトコルであり、各ルータがリンクの状態を交換して全体のトポロジを把握する。


■ 問題6

経路制御情報の交換において、BGPが他のプロトコルと異なる特徴はどれか。
A. 定期的に全情報を送信する
B. AS間で経路情報を交換する
C. ブロードキャストで動作する
D. ホップ数をメトリックとする

【正解】B
【解説】BGPは経路ベクトル型プロトコルで、AS間で経路制御情報を交換する外部ゲートウェイプロトコル(EGP)である。


■ 問題7

経路制御情報でプレフィックス長「/24」が示す意味は何か。
A. 24ビットのMACアドレス
B. サブネットマスクが255.255.255.0であること
C. 24個のルータを通過する経路
D. 24秒以内のルート収束時間

【正解】B
【解説】「/24」はCIDR表記で、先頭24ビットがネットワーク部であることを示す。

【穴埋め】CIDR表記における「/24」は、ネットワーク部が ________ ビットであることを意味する。
→ 24


■ 問題8

経路制御情報のうち、ルーティングポリシーに基づいて適用される制限の例はどれか。
A. MTUサイズの調整
B. 特定ASへの経路広告の抑制
C. DNS逆引きの拒否
D. TCPポート番号のフィルタリング

【正解】B
【解説】BGPなどでは、ポリシーベースでASへの経路広告の制御が可能。


■ 問題9

経路制御情報の正確性を確保するために使用される機能はどれか。
A. NAT変換
B. デフォルトゲートウェイの設定
C. ルート再配布
D. 認証機能

【正解】D
【解説】RIPv2やOSPFでは、改ざん防止のために経路情報に対する認証が可能である。

【誤文訂正】経路制御情報は通常、認証を必要としないため暗号化の必要がない。
→ 改ざんやなりすましを防止するため、認証を行うことが望ましい。


■ 問題10

スタティックルートとダイナミックルートの違いに関する説明として正しいものはどれか。
A. ダイナミックルートは管理者が手動で設定する。
B. スタティックルートは自動的に障害時の切替が行われる。
C. ダイナミックルートは自動で経路制御情報を更新する。
D. スタティックルートはプロトコルを使用して情報を交換する。

【正解】C
【解説】ダイナミックルートは、経路制御プロトコルにより経路情報を自動的に学習・更新する。


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