RIPを設定したネットワークに関するネットワークスペシャリスト試験
以下に、RIP(Routing Information Protocol)を設定したネットワークをテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を、以下の3形式を組み合わせて10問一気に作成します:
- 選択式問題
- 穴埋め問題
- 誤文訂正問題
■ 問題1
RIPのルーティング更新で使用されるタイマのうち、ルートが無効とみなされるまでの時間はどれか。
A. 30秒
B. 90秒
C. 180秒
D. 240秒
【正解】C
【解説】RIPでは180秒間ルーティング情報が更新されなければ、その経路は無効とみなされる。
【穴埋め】RIPではルート情報が ________ 秒間更新されないと、その経路は無効とされる。
→ 180
■ 問題2
RIPが使用する最大ホップ数はいくつか。
A. 8
B. 12
C. 15
D. 16
【正解】C
【解説】RIPでは16ホップは「到達不能」として扱われるため、最大ホップ数は15である。
【誤文訂正】RIPでは最大ホップ数は16である。
→ 正しくは15。16は到達不能を意味する。
■ 問題3
RIPが定期的にルーティング情報を送信する間隔はどれか。
A. 15秒
B. 30秒
C. 60秒
D. 90秒
【正解】B
【解説】RIPは30秒ごとにルーティング情報をブロードキャストする。
■ 問題4
RIPのルーティング情報の伝播方式はどれか。
A. ユニキャスト
B. マルチキャスト
C. フラッディング
D. ブロードキャスト
【正解】D
【解説】RIPv1ではブロードキャスト(255.255.255.255)、RIPv2ではマルチキャスト(224.0.0.9)が使われる。ここではRIPの基本動作としてブロードキャストを選択。
【穴埋め】RIPのルーティング情報は ________ を使って送信される(RIPv1)。
→ ブロードキャスト
■ 問題5
RIPがループ防止のために利用する手法はどれか。
A. トークンリング
B. スプリットホライズン
C. フラッディング制限
D. MTU分割
【正解】B
【解説】スプリットホライズンにより、受信したインターフェースから得た情報を、同じインターフェースから再送しないことでループを防止する。
■ 問題6
以下のうち、RIPv2で追加された機能として正しいものはどれか。
A. NAT対応
B. クラスレスルーティング
C. IPv6サポート
D. TCPベース通信
【正解】B
【解説】RIPv2はCIDR(クラスレス)に対応し、プレフィックス情報も送信する。
【誤文訂正】RIPはすべてクラスフルルーティングしか対応していない。
→ RIPv2はクラスレスルーティングに対応している。
■ 問題7
RIPの管理距離(AD:Administrative Distance)はいくつか。
A. 90
B. 100
C. 120
D. 150
【正解】C
【解説】RIPの管理距離は120で、他のIGP(OSPF:110など)に比べて高く、優先順位は低い。
■ 問題8
RIPの更新に含まれるメトリックの意味はどれか。
A. 帯域幅
B. 遅延
C. ホップ数
D. エラー率
【正解】C
【解説】RIPではルーティングの最短経路をホップ数で判断する。各ルータを1ホップと数える。
【穴埋め】RIPは経路の良否を ________ によって判定する。
→ ホップ数
■ 問題9
RIPネットワークでルーティングループが発生した場合の収束を促進する仕組みはどれか。
A. トリガード更新
B. スロースタート
C. ジッター制御
D. トークン検出
【正解】A
【解説】トリガード更新により、変更があったとき即座にルーティング情報を通知でき、ループによる収束遅延を回避できる。
■ 問題10
以下のRIPに関する記述のうち誤っているものはどれか。
A. RIPは内部ゲートウェイプロトコル(IGP)である。
B. RIPはUDPを使用する。
C. RIPv2では認証機能が使える。
D. RIPはTCP上で動作する。
【正解】D
【解説】RIPはUDP(ポート520)を使用する。TCPではない。
【誤文訂正】RIPはTCPポート179を使用して経路情報を交換する。
→ RIPはUDPのポート520を使用する。
ご希望があれば、午後Ⅰシナリオや構成例付き演習も作成可能です。続けますか?
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