ARPパケットフォーマットのPLENフィールドに関するネットワークスペシャリスト試験
以下に「ARPパケットフォーマットの PLEN フィールド(Protocol Address Length)」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を10問一括で作成します。
■ 問題1
ARPパケットにおけるPLENフィールドが示すものはどれか。
A. プロトコルアドレスの長さ(バイト単位)
B. パケット全体の長さ(ビット単位)
C. ハードウェアアドレスの長さ(バイト単位)
D. プロトコル番号の長さ(ビット単位)
【正解】A
【解説】PLEN(Protocol Address Length)は、IPアドレスなどのプロトコルアドレスの長さをバイト単位で示す。
【穴埋め】PLENフィールドは ________ の長さをバイト単位で示す。
→ プロトコルアドレス
【誤文訂正】PLENはパケット全体の長さを表す。
→ 正しくは、プロトコルアドレスの長さを表す。
■ 問題2
IPv4アドレスに対応するPLENの値はどれか。
A. 4
B. 6
C. 8
D. 16
【正解】A
【解説】IPv4アドレスは32ビット(=4バイト)であるため、PLEN=4。
【穴埋め】IPv4アドレスの長さは ________ バイトであり、PLEN=4 となる。
→ 4
【誤文訂正】IPv4のPLENは6である。
→ 正しくはPLEN=4 である。
■ 問題3
ARPパケットのフォーマットにおいて、PLENと対応して使われるフィールドはどれか。
A. OPCODE
B. PTYPE
C. HLEN
D. HTYPE
【正解】B
【解説】PLENはPTYPEで指定されるプロトコルアドレスの長さを示す。
【穴埋め】PLENは ________ フィールドで指定されたプロトコルに対応するアドレスの長さを示す。
→ PTYPE
【誤文訂正】PLENはHTYPEと対応して使われる。
→ 正しくはPTYPEと対応する。
■ 問題4
PLENフィールドの値が異常(例:0または不一致)であった場合、受信側の動作として最も適切なものはどれか。
A. 通常通り解釈する
B. 自動的に補正して使用する
C. パケットを破棄する
D. 発信元にエラー応答を返す
【正解】C
【解説】フォーマット異常のパケットは通常破棄される。安全上の理由からも無視されるのが適切。
【穴埋め】PLENの値が不正な場合、ARPパケットは通常 ________ される。
→ 破棄
【誤文訂正】不正なPLENを持つARPパケットでも解釈される。
→ 正しくは、破棄される。
■ 問題5
ARPパケットで使用されるPLENの値は、どの階層に属するアドレスの長さを示すか。
A. データリンク層
B. ネットワーク層
C. トランスポート層
D. アプリケーション層
【正解】B
【解説】PLENはIPなどネットワーク層のアドレス長を示す。
【穴埋め】PLENは ________ 層のアドレス長を表す。
→ ネットワーク
【誤文訂正】PLENはデータリンク層のアドレスを表す。
→ 正しくはネットワーク層のアドレスを表す。
■ 問題6
IPv6において対応するPLEN値として正しいものはどれか。
A. 6
B. 8
C. 16
D. 32
【正解】C
【解説】IPv6アドレスは128ビット(=16バイト)なので、PLEN=16。
【穴埋め】IPv6のアドレス長により、PLENの値は ________ となる。
→ 16
【誤文訂正】IPv6ではPLEN=8 である。
→ 正しくは PLEN=16 である。
■ 問題7
PLENフィールドはARPパケット内のどの部分に配置されているか。
A. パケットの先頭
B. OPCODEフィールドの直後
C. HTYPE, PTYPE, HLEN の後
D. MACアドレスの末尾
【正解】C
【解説】ARPヘッダ順は HTYPE → PTYPE → HLEN → PLEN → OPCODE。
【穴埋め】PLENフィールドは ________ の直後に位置する。
→ HLEN
【誤文訂正】PLENフィールドはパケット末尾にある。
→ 正しくは HLEN の直後である。
■ 問題8
ARPパケットにおいて、HLENとPLENの値の組み合わせとして正しいものはどれか(Ethernet + IPv4)。
A. HLEN=6, PLEN=4
B. HLEN=4, PLEN=6
C. HLEN=8, PLEN=8
D. HLEN=16, PLEN=16
【正解】A
【解説】EthernetではMACアドレス6バイト → HLEN=6、IPv4は4バイト → PLEN=4。
【穴埋め】Ethernet+IPv4のARPでは、HLEN=6、PLEN= ________ である。
→ 4
【誤文訂正】Ethernet+IPv4ではPLEN=6 である。
→ 正しくはPLEN=4 である。
■ 問題9
次のうち、PLENの値が固定値でない理由として最も適切なものはどれか。
A. IPアドレスは時間によって変化するから
B. 使用するプロトコルによりアドレス長が異なるから
C. セキュリティのために値をランダム化するから
D. 通常は未使用のフィールドだから
【正解】B
【解説】PLENの値は、IPv4やIPv6などプロトコルによって異なるアドレス長に対応するため可変。
【穴埋め】PLENが可変であるのは、プロトコルごとに ________ が異なるためである。
→ アドレス長
【誤文訂正】PLENの値はプロトコルに関係なく固定である。
→ 正しくはプロトコルによって異なる。
■ 問題10
ARPパケットでPLEN=4 と指定されている場合、送信されるプロトコルアドレスの形式として正しいものはどれか。
A. 12バイトのIPv6アドレス
B. 6バイトのMACアドレス
C. 4バイトのIPv4アドレス
D. 8バイトのトークンリングアドレス
【正解】C
【解説】PLEN=4 はIPv4アドレス(32ビット=4バイト)を表す。
【穴埋め】PLEN=4 の場合、 ________ がプロトコルアドレスとして使用される。
→ IPv4アドレス
【誤文訂正】PLEN=4 はMACアドレスを意味する。
→ 正しくはIPv4アドレスを意味する。
ご希望があれば、次に「OPCODE(ARP要求/ARP応答)」「Sender/Target Hardware/Protocol Address」「RARPとの違い」「ARPキャッシュの動作」などをテーマに続けて作成できます。お申し付けください。
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