SONET/SDHに関するネットワークスペシャリスト試験

 

以下は、「SONET/SDH」をテーマにしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題10問(選択式+正解+解説+穴埋め+誤文訂正)です。


■ 問題1

SONETの基本転送速度として正しいものはどれか。

A. 1.544 Mbps
B. 51.84 Mbps
C. 155.52 Mbps
D. 622.08 Mbps

【正解】B
【解説】SONETの基本単位は「STS-1」で、転送速度は51.84 Mbpsである。SDHでは同等の単位がSTM-1で155.52 Mbps。

【穴埋め】SONETの基本単位STS-1は、__________ Mbpsの転送速度を持つ。
→ 51.84

【誤文訂正】SONETの基本単位STS-1の速度は155.52 Mbpsではなく、51.84 Mbpsである。


■ 問題2

SDHの基本転送単位はどれか。

A. STS-1
B. STM-1
C. OC-3
D. T3

【正解】B
【解説】SDHの基本転送単位はSTM-1(Synchronous Transport Module level 1)で、転送速度は155.52 Mbps。

【穴埋め】SDHの基本転送単位は__________であり、155.52 Mbpsの速度を持つ。
→ STM-1

【誤文訂正】STS-1はSDHの単位ではなく、SONETで用いられる単位である。


■ 問題3

SONET/SDHが提供する機能として適切なものはどれか。

A. 非同期型データ多重
B. パケットベースの動的ルーティング
C. 時間同期による高速な多重化
D. 無線伝送による冗長性確保

【正解】C
【解説】SONET/SDHは時間同期を前提とした多重化方式で、リアルタイム性と高信頼性が特徴。

【穴埋め】SONET/SDHは、__________により効率的な多重化を実現している。
→ 時間同期

【誤文訂正】SONET/SDHは非同期型ではなく、同期型伝送システムである。


■ 問題4

SDHでの再同期処理を必要としない理由として適切なものはどれか。

A. 各機器が非同期で動作するため
B. ATMセルにより転送されるため
C. クロックが統一されているため
D. スイッチが多重信号を識別できるため

【正解】C
【解説】SDHでは全機器が同一のクロックで同期されており、再同期は不要。

【穴埋め】SDHでは__________が統一されているため、再同期処理を必要としない。
→ クロック

【誤文訂正】SDHは機器ごとにクロックが異なるわけではなく、全体で同期している。


■ 問題5

SONETのOC-3に相当するSDHの転送レベルはどれか。

A. STM-0
B. STM-1
C. STM-3
D. STM-4

【正解】B
【解説】SONETのOC-3(Optical Carrier level 3)は、SDHのSTM-1と等価である。

【穴埋め】SONETのOC-3は、SDHの__________に相当する。
→ STM-1

【誤文訂正】SONETのOC-3はSTM-3に相当するのではなく、STM-1である。


■ 問題6

SONET/SDHの枠構造の特徴として正しいものはどれか。

A. 可変長のフレームを採用している
B. 各種プロトコルに依存した構成を持つ
C. 固定長のフレーム構造を持つ
D. イーサネットと同じヘッダ構造を採用している

【正解】C
【解説】SONET/SDHは固定長のフレーム(例えばSONETのフレームは810バイト)で構成される。

【穴埋め】SONET/SDHは、__________長のフレーム構造を採用している。
→ 固定

【誤文訂正】SONET/SDHのフレームは可変長ではなく、固定長である。


■ 問題7

SONET/SDHで利用される保守機能として正しいものはどれか。

A. LACP
B. BGP
C. OAM
D. STP

【正解】C
【解説】OAM(Operations, Administration, and Maintenance)は、SDHなどの通信網の監視・保守のために使われる。

【穴埋め】SDHでは、運用・保守に__________機能が用いられる。
→ OAM

【誤文訂正】OAMはルーティング制御プロトコルではなく、保守管理機能である。


■ 問題8

SONET/SDHが主に採用されるネットワーク層はどれか。

A. アクセス層
B. データリンク層
C. バックボーン層
D. アプリケーション層

【正解】C
【解説】SONET/SDHは通信事業者のバックボーンネットワークで使用される。大容量・高信頼な通信に適する。

【穴埋め】SONET/SDHは、主に__________ネットワークに使用される。
→ バックボーン

【誤文訂正】SONET/SDHはアプリケーション層の技術ではなく、物理層と伝送制御に関する技術である。


■ 問題9

SDHでのアラーム伝送やネットワーク状態監視に使用されるチャネルはどれか。

A. VCIチャネル
B. Dチャネル
C. オーバーヘッドチャネル
D. Bチャネル

【正解】C
【解説】SDHのオーバーヘッド領域にはアラーム情報やネットワーク制御情報が格納される。

【穴埋め】SDHでは、__________領域を用いてアラーム伝送や監視情報を送信する。
→ オーバーヘッド

【誤文訂正】SDHではVCIチャネルは使わず、オーバーヘッド領域で状態監視を行う。


■ 問題10

SDHにおいて複数の低速信号を一つの高速信号に統合する機能はどれか。

A. 統合マルチプレクサ
B. アグリゲーションスイッチ
C. タイムディビジョンマルチプレクサ
D. クロスバースイッチ

【正解】C
【解説】SDHではタイムディビジョンマルチプレクサ(TDM)を用いて低速信号を高速信号に統合する。

【穴埋め】SDHでは__________方式により、低速信号を1本の高速信号に統合する。
→ TDM

【誤文訂正】アグリゲーションスイッチはL2スイッチであり、SDHのマルチプレクサではない。


必要であれば、午後Ⅰ事例形式への展開やPDF化も可能です。続きが必要な場合はお知らせください。

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