ネームリゾルバに関するネットワークスペシャリスト試験
了解しました ✅
今回は 「ネームリゾルバ(Name Resolver)」 をテーマにしたネットワークスペシャリスト試験風の問題を10問作成します。
ネームリゾルバは、アプリケーションやOSからの名前解決要求を受け、hostsファイル → キャッシュ → DNSサーバの順に問い合わせを行い、IPアドレスを返す役割を担います。
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ネームリゾルバに関する試験問題(10問)
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■ 問題1
ネームリゾルバの役割として正しいものはどれか。
A. ドメイン名とIPアドレスの対応付けをアプリケーションに代わって解決する
B. DNSサーバのゾーン転送を行う
C. IPアドレスの暗号化を行う
D. メール配送を制御する
正解:A
解説:ネームリゾルバはOSやアプリから名前解決要求を受け、IPアドレスを返す。
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■ 問題2
クライアントPCで名前解決が行われる際、最初に参照されるものはどれか。
A. DNSサーバ
B. hostsファイル
C. ルートサーバ
D. TLDサーバ
正解:B
解説:名前解決はまずローカルのhostsファイルが参照され、その後キャッシュやDNSサーバが利用される。
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■ 問題3
Windowsで名前解決のキャッシュを確認・操作するコマンドはどれか。
A. ipconfig /displaydns
B. nslookup
C. ping
D. tracert
正解:A
解説:ipconfig /displaydns はWindowsでDNSキャッシュを表示するコマンド。
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■ 問題4
Linuxでネームリゾルバの設定に利用されるファイルはどれか。
A. /etc/hosts
B. /etc/resolv.conf
C. /etc/nsswitch.conf
D. /etc/dns
正解:B
解説:/etc/resolv.conf には問い合わせ先DNSサーバが定義される。
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■ 問題5
Linuxで名前解決の順序(hostsファイルかDNSか等)を定義するファイルはどれか。
A. /etc/resolv.conf
B. /etc/nsswitch.conf
C. /etc/hostname
D. /etc/network
正解:B
解説:/etc/nsswitch.conf で「hosts: files dns」など解決順序を指定する。
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■ 問題6
ネームリゾルバがキャッシュDNSサーバに問い合わせる方式はどれか。
A. 再帰的問い合わせ
B. 反復的問い合わせ
C. 権威応答
D. ゾーン転送
正解:A
解説:リゾルバはキャッシュDNSサーバに「完全な答え」を要求する=再帰的問い合わせ。
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■ 問題7
nslookupやdigコマンドの役割として正しいものはどれか。
A. ネームリゾルバの動作を検証するために手動で問い合わせを行う
B. DNSキャッシュを削除する
C. DHCPの割り当てを確認する
D. ARPテーブルを確認する
正解:A
解説:nslookupやdigは名前解決の動作確認やデバッグに利用される。
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■ 問題8
ネームリゾルバのキャッシュを利用する利点はどれか。
A. 常に最新の情報を保持できる
B. 名前解決の高速化とDNSサーバへの負荷軽減
C. サーバ障害を検出できる
D. TLS通信を確立できる
正解:B
解説:キャッシュにより応答速度が速まり、ネットワーク全体の負荷も軽減される。
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■ 問題9
hostsファイルに登録されているエントリとDNSの応答が異なる場合、どちらが優先されるか。
A. DNSの応答
B. hostsファイル
C. ルートサーバの応答
D. TLDサーバの応答
正解:B
解説:hostsファイルは最初に参照されるため、記述内容が優先される。
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■ 問題10
DNSサーバが利用できない場合でも名前解決が成功する可能性があるのはどれか。
A. ネームリゾルバがキャッシュまたはhostsファイルを利用する場合
B. ICMPを利用して問い合わせる場合
C. HTTPで問い合わせる場合
D. DHCPからアドレスを取得する場合
正解:A
解説:DNSサーバにアクセスできなくても、キャッシュやhostsに情報があれば名前解決可能。
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✅ これで ネームリゾルバをテーマとした10問 が完成しました。
👉 次は応用として「リゾルバのキャッシュとセキュリティ(DNSキャッシュポイズニング対策)」をテーマに問題を作りますか?
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