HTTPのエンティティヘッダに関するネットワークスペシャリスト試験

 了解です。

ここでは HTTPのエンティティヘッダ(Entity Header Fields) をテーマに、ネットワークスペシャリスト試験向けの 選択式+正解+解説+穴埋め+誤文訂正 形式で10問作成します。

エンティティヘッダは、HTTPメッセージの本文(エンティティボディ)の属性を示すもので、代表例として Content-Type, Content-Length, Content-Encoding, Content-Language, Content-Location, Content-Range, Last-Modified, ETag, Expires などがあります。



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HTTP エンティティヘッダをテーマとした問題(全10問)



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問題1


次のうちHTTPのエンティティヘッダに該当するものはどれか。

A. Content-Type

B. Date

C. Host

D. Connection


【正解】 A

【解説】

Content-Typeはエンティティヘッダであり、本文のメディアタイプを指定する。Dateは一般ヘッダ、Hostはリクエストヘッダ、Connectionは一般ヘッダ。


【穴埋め】

HTTPのContent-Typeヘッダは本文の ________ を指定する。

→ メディアタイプ


【誤文訂正】

Dateはエンティティヘッダである。

→ 正しくは一般ヘッダである。



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問題2


Content-Lengthヘッダの役割として正しいものはどれか。

A. 本文のサイズ(バイト数)を示す

B. TCPセグメント長を示す

C. 圧縮方式を指定する

D. サーバの稼働時間を示す


【正解】 A

【解説】

Content-Lengthはエンティティボディの長さをバイト単位で示す。


【穴埋め】

Content-Lengthは本文の ________ をバイト単位で示す。

→ 長さ


【誤文訂正】

Content-LengthはTCPセグメント長を示す。

→ 正しくは本文の長さを示す。



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問題3


Content-Encodingヘッダの目的として正しいものはどれか。

A. キャッシュ制御

B. 本文のエンコード方式の指定

C. サーバ識別

D. HTTPバージョン指定


【正解】 B

【解説】

Content-Encodingはgzipやdeflateなどのエンコード方式を示し、受信側はデコードして利用する。


【穴埋め】

Content-Encodingは本文の ________ を指定する。

→ エンコード方式


【誤文訂正】

Content-EncodingはHTTPバージョンを指定する。

→ 正しくは本文のエンコード方式を指定する。



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問題4


Content-Languageヘッダで適切な例はどれか。

A. Content-Language: en-US

B. Content-Language: gzip

C. Content-Language: 200 OK

D. Content-Language: HTML


【正解】 A

【解説】

Content-Languageは本文の対象言語を指定する(例:ja, en-US)。


【穴埋め】

Content-Languageは本文の対象 ________ を示す。

→ 言語


【誤文訂正】

Content-Languageはエンコード方式を示す。

→ 正しくは本文の対象言語を示す。



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問題5


Last-Modifiedヘッダの意味として正しいものはどれか。

A. 本文が最後に更新された日時

B. 接続が最後に維持された日時

C. サーバが起動した日時

D. TCP接続が確立された日時


【正解】 A

【解説】

Last-Modifiedはエンティティの最終更新日時を示す。


【穴埋め】

Last-Modifiedは本文が最後に ________ された日時を示す。

→ 更新


【誤文訂正】

Last-Modifiedはサーバが起動した日時を示す。

→ 正しくは本文の最終更新日時を示す。



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問題6


ETagヘッダの役割として正しいものはどれか。

A. エンティティの一意な識別子を提供する

B. 暗号化の鍵を送信する

C. セッションIDを送信する

D. サーバの種類を示す


【正解】 A

【解説】

ETagはキャッシュ検証や差分取得のために使う一意識別子。


【穴埋め】

ETagはエンティティの ________ な識別子を提供する。

→ 一意


【誤文訂正】

ETagは暗号化の鍵を送信する。

→ 正しくはエンティティの識別子を送信する。



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問題7


Expiresヘッダに指定される内容として正しいものはどれか。

A. キャッシュの有効期限日時

B. サーバの停止日時

C. TCPセッション終了日時

D. HTTPバージョンの有効期限


【正解】 A

【解説】

Expiresは本文のキャッシュ有効期限を示す。


【穴埋め】

Expiresはキャッシュの ________ を日時で指定する。

→ 有効期限


【誤文訂正】

ExpiresはTCPセッション終了日時を示す。

→ 正しくはキャッシュの有効期限を示す。



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問題8


Content-Rangeヘッダを使用する場面として正しいものはどれか。

A. 部分的なコンテンツ送信

B. 暗号化通信

C. 圧縮データ送信

D. HTTPメソッド指定


【正解】 A

【解説】

Content-Rangeは部分的な範囲のデータ送信(Rangeリクエスト応答)で使用される。


【穴埋め】

Content-Rangeは ________ 的なコンテンツ送信に使われる。

→ 部分


【誤文訂正】

Content-RangeはHTTPメソッドを指定する。

→ 正しくは部分的なコンテンツ送信に使う。



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問題9


Content-Locationヘッダの役割として正しいものはどれか。

A. 本文が実際に存在するURIを示す

B. サーバの物理的な場所を示す

C. クライアントの位置情報を示す

D. ネットワーク経路を示す


【正解】 A

【解説】

Content-Locationはエンティティが取得可能なURIを示す。


【穴埋め】

Content-Locationは本文が実際に存在する ________ を示す。

→ URI


【誤文訂正】

Content-Locationはサーバの物理的な場所を示す。

→ 正しくは本文のURIを示す。



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問題10


Content-MD5ヘッダの利用目的として正しいものはどれか。

A. 本文の完全性検証

B. 暗号化

C. 認証

D. キャッシュ制御


【正解】 A

【解説】

Content-MD5は本文のMD5ハッシュ値を示し、受信側が完全性を確認できる。


【穴埋め】

Content-MD5は本文の ________ を検証するために使う。

→ 完全性


【誤文訂正】

Content-MD5は暗号化に使う。

→ 正しくは完全性検証に使う。



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もし希望があれば、次はこの エンティティヘッダを使った午後Ⅰキャプチャ解析問題 も作れます。

続けて作成しますか?


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