BGPスピーカに関するネットワークスペシャリスト試験

 

以下に「BGPスピーカ」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を10問一気に作成します。
各問は【選択式】【正解】【解説】【穴埋め】【誤文訂正】の5点セット構成です。


■ 問題1

BGPスピーカとは何か。
A. デフォルトゲートウェイを決定する機器
B. 自律システム間で経路情報を交換するルータ
C. MACアドレスを管理するスイッチ
D. TCP接続を中継するプロキシサーバ

【正解】B
【解説】BGPスピーカとは、BGPプロトコルを用いて他のASと経路情報を交換するルータのこと。

【穴埋め】BGPスピーカとは、BGPを用いて ________ 間で経路情報を交換するルータである。
→ 自律システム(AS)

【誤文訂正】BGPスピーカはMACアドレスを管理する装置である。
→ 経路情報をAS間で交換するルータである。


■ 問題2

BGPスピーカ間の通信にはどのプロトコルが使用されるか。
A. UDP
B. ICMP
C. TCP
D. IPsec

【正解】C
【解説】BGPスピーカ間のセッション確立にはTCP(ポート179)が使用される。

【穴埋め】BGPスピーカ間の通信では ________ プロトコルのポート179が使用される。
→ TCP

【誤文訂正】BGPスピーカはUDPで接続される。
→ TCPを使って接続される。


■ 問題3

BGPスピーカ間で確立されるセッションのことを何というか。
A. OSPFリンク
B. BGPピアリング
C. ASリンク
D. 経路リフレクション

【正解】B
【解説】BGPスピーカ間ではTCPを用いて「ピアリング(Peering)」と呼ばれるセッションを確立する。

【穴埋め】BGPスピーカ間で確立される接続は ________ と呼ばれる。
→ ピアリング(Peering)

【誤文訂正】BGPスピーカはOSPFリンクを用いて通信する。
→ TCPによるピアリングを用いて通信する。


■ 問題4

BGPスピーカが使用するAS番号は何ビットか。
A. 8ビット
B. 16ビット
C. 32ビット
D. 64ビット

【正解】C
【解説】現在のBGPでは32ビットAS番号が標準で使用される(初期は16ビット)。

【穴埋め】BGPスピーカは ________ ビットのAS番号を使用して識別される。
→ 32

【誤文訂正】BGPスピーカのAS番号は64ビットである。
→ 32ビットである。


■ 問題5

iBGPピアとは何か。
A. 異なるAS間のBGPスピーカ
B. 同一AS内のBGPスピーカ同士
C. 同一ネットワークセグメント上のOSPFルータ
D. VPNで結ばれたBGPスピーカ

【正解】B
【解説】iBGPは「Internal BGP」であり、同じAS内でピアリングを行う。

【穴埋め】iBGPとは、同一AS内の ________ 間で経路情報を交換する仕組みである。
→ BGPスピーカ

【誤文訂正】iBGPは異なるAS間での通信に使われる。
→ 同一AS内での通信に使われる。


■ 問題6

eBGPとiBGPの違いとして正しいものはどれか。
A. eBGPはUDP、iBGPはTCPを使用する
B. eBGPは同一AS、iBGPは異なるAS間
C. eBGPはAS間、iBGPは同一AS内
D. 両者ともマルチキャストを使用する

【正解】C
【解説】eBGPはExternal BGPでAS間、iBGPはInternal BGPで同一AS内の通信。

【穴埋め】eBGPは異なるAS間、iBGPは ________ 間で使用される。
→ 同一AS内

【誤文訂正】eBGPとiBGPはどちらも異なるAS間で使用される。
→ iBGPは同一AS内で使用される。


■ 問題7

BGPスピーカがピアに送信する情報には何が含まれるか。
A. DNSエントリ
B. MACアドレス
C. 経路属性(AS_PATHなど)
D. VLANタグ情報

【正解】C
【解説】BGPは経路に関する属性(AS_PATH、NEXT_HOP、LOCAL_PREFなど)を交換する。

【穴埋め】BGPスピーカは、AS_PATHなどの ________ を含む経路情報を交換する。
→ 経路属性

【誤文訂正】BGPスピーカはMACアドレスの情報を交換する。
→ 経路属性を交換する。


■ 問題8

iBGPスピーカ間で経路情報を転送するには、どのような制約があるか。
A. TCP再送が必要
B. フルメッシュ構成が必要
C. UDPトンネルが必須
D. NAT越えが必要

【正解】B
【解説】iBGPではフルメッシュが原則で、すべてのスピーカが相互にピアリングを行う必要がある。

【穴埋め】iBGPでは ________ 構成が原則とされる。
→ フルメッシュ

【誤文訂正】iBGPでは単一接続で十分である。
→ 全スピーカ間でフルメッシュ接続が必要。


■ 問題9

BGPスピーカが1つのピアから得た情報を他のiBGPピアに転送しない原則は何か。
A. 再配布制限ポリシー
B. サイレント転送原則
C. BGP転送制限
D. iBGPの再送禁止原則

【正解】D
【解説】iBGPでは「再送禁止原則」があり、1つのiBGPピアから得た情報は他のiBGPピアに再送しない。

【穴埋め】iBGPでは、学習した経路情報を ________ ピアに再送しない制約がある。
→ 他のiBGP

【誤文訂正】iBGPでは自由に経路情報を再送できる。
→ 他のiBGPピアへの再送は禁止されている。


■ 問題10

BGPスピーカが複数ある場合、再送制限を回避する仕組みとして使用されるのはどれか。
A. RIP
B. トンネリング
C. ルートリフレクタ
D. デフォルトルート

【正解】C
【解説】ルートリフレクタは、iBGPの再送制限を回避し、経路情報の共有を可能にする仕組み。

【穴埋め】iBGPの再送制限を回避する仕組みとして ________ が使用される。
→ ルートリフレクタ

【誤文訂正】再送制限を回避するにはRIPを併用する。
→ ルートリフレクタを使用する。


ご希望があれば、BGPスピーカを使ったネットワーク構成例ピア設定コマンドをテーマにした実践問題も作成可能です。続けますか?

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