FTPのアクティブモードに関するネットワークスペシャリスト試験
了解しました ✅
ここでは 「FTPのアクティブモード」 をテーマにしたネットワークスペシャリスト試験向けの問題を 10問 作成します。
(択一+正解+解説の形式でまとめています)
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FTPアクティブモードに関する試験問題(10問)
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■ 問題1
FTPのアクティブモードで、制御コネクションに使用されるポートはどれか。
A. TCP/20
B. TCP/21
C. TCP/22
D. TCP/80
正解:B
解説:制御コネクションは常にTCP21番を利用する。
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■ 問題2
FTPのアクティブモードにおいて、サーバがデータ転送の際に利用する送信元ポートはどれか。
A. TCP/20
B. TCP/21
C. 動的ポート
D. UDP/53
正解:A
解説:サーバはTCP20番を送信元として、クライアントに接続する。
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■ 問題3
アクティブモードでは、データコネクションはどの方向に確立されるか。
A. クライアント → サーバ
B. サーバ → クライアント
C. 双方向同時
D. DHCP中継サーバ → クライアント
正解:B
解説:サーバからクライアントに接続するため、ファイアウォールやNAT環境では制約が多い。
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■ 問題4
アクティブモードでクライアントがサーバに通知する内容はどれか。
A. 認証情報
B. データ転送先のポート番号
C. 暗号鍵
D. ファイルサイズ
正解:B
解説:クライアントはPORTコマンドで自分の待受ポート番号をサーバに通知する。
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■ 問題5
アクティブモードで利用されるPORTコマンドの役割はどれか。
A. 認証を開始する
B. サーバに接続先IPとポートを伝える
C. 通信を暗号化する
D. 転送モードを指定する
正解:B
解説:PORTコマンドはクライアントのIPアドレスとポート番号をサーバに知らせ、サーバから接続してもらう。
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■ 問題6
アクティブモードがファイアウォールやNAT環境で問題を起こす理由はどれか。
A. UDPを使用するため
B. サーバからクライアントへの逆方向接続が必要だから
C. 暗号化が必須だから
D. IPv6に未対応だから
正解:B
解説:サーバからクライアントへ接続する必要があるため、外部からの接続を遮断する環境では利用しにくい。
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■ 問題7
アクティブモードのセキュリティ上の懸念点として正しいものはどれか。
A. データが圧縮される
B. サーバが任意のポートに接続するため、攻撃の踏み台に利用される可能性がある
C. パスワードが暗号化される
D. 常にUDPを利用する
正解:B
解説:PORTコマンドを悪用する「FTPバウンス攻撃」に利用される危険がある。
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■ 問題8
アクティブモードでのデータコネクションはいつ確立されるか。
A. 認証成功直後
B. データ転送コマンド(LIST/RETR/STOR)が実行された時
C. 制御コネクション確立直後
D. QUITコマンド実行時
正解:B
解説:データ転送が必要なタイミングで、その都度データコネクションが張られる。
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■ 問題9
FTPアクティブモードとパッシブモードの大きな違いはどれか。
A. 制御コネクションのポート
B. データコネクションを張る方向
C. 認証方法
D. ファイル形式の扱い
正解:B
解説:アクティブはサーバ → クライアント、パッシブはクライアント → サーバでデータコネクションが張られる。
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■ 問題10
アクティブモードが依然として利用される理由として適切なものはどれか。
A. 暗号化が容易だから
B. サーバ側の実装がシンプルだから
C. UDP利用で高速だから
D. NAT環境で使いやすいから
正解:B
解説:サーバ側の設計がシンプルで、古いシステムや限定環境では今も利用される場合がある。
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✅ これで 「FTPアクティブモード」 をテーマにした10問が完成しました。
👉 次は同じ流れで 「パッシブモード」版(10問) も用意しますか?
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