IPv6の特徴に関するネットワークスペシャリスト試験

 

以下に「IPv6の特徴」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を、厳守形式(選択肢+正解+解説+穴埋め+誤文訂正)で10問一気に作成します。


■ 問題1

IPv6アドレスの長さは何ビットか。
A. 32ビット
B. 64ビット
C. 128ビット
D. 256ビット

【正解】C
【解説】IPv6アドレスは128ビット長であり、従来のIPv4(32ビット)よりも遥かに多くのアドレス空間を提供する。
【穴埋め】IPv6アドレスの長さは ________ ビットである。
→ 128
【誤文訂正】IPv6アドレスは64ビット長である。
→ 正しくは、128ビット長である。


■ 問題2

IPv6で廃止された機能はどれか。
A. マルチキャスト
B. ブロードキャスト
C. ユニキャスト
D. エニーキャスト

【正解】B
【解説】IPv6ではブロードキャストは廃止され、代わりにマルチキャストやエニーキャストが利用される。
【穴埋め】IPv6では ________ 通信は廃止されている。
→ ブロードキャスト
【誤文訂正】IPv6ではマルチキャストは廃止されている。
→ 正しくは、ブロードキャストが廃止された。


■ 問題3

IPv6でアドレス自動設定に使用される仕組みはどれか。
A. DHCPv4
B. ARP
C. SLAAC
D. DNS

【正解】C
【解説】SLAAC(Stateless Address Autoconfiguration)により、IPv6では自動的にアドレスが割り当てられる。
【穴埋め】IPv6では、________ によりステートレスなアドレス自動設定が可能である。
→ SLAAC
【誤文訂正】IPv6ではARPによりアドレスが自動設定される。
→ 正しくは、SLAACを用いる。


■ 問題4

IPv6ではどのプロトコルがARPの代替として使用されるか。
A. BGP
B. ICMPv6
C. TCP
D. IGMP

【正解】B
【解説】ARPはIPv6で廃止され、代わりにICMPv6の近隣探索機能(Neighbor Discovery Protocol)が使用される。
【穴埋め】IPv6では、ARPの代わりに ________ を使用する。
→ ICMPv6
【誤文訂正】IPv6でもARPはそのまま使用される。
→ 正しくは、ARPは廃止されICMPv6が用いられる。


■ 問題5

IPv6アドレス「2001:db8::1/64」の「::」の意味は何か。
A. 複数の「:」を示す
B. すべてゼロで埋められた部分
C. ネットワークプレフィックスの区切り
D. サブネットを示す記号

【正解】B
【解説】「::」は連続する0を省略して表記するIPv6特有の省略記法。1回だけ使用できる。
【穴埋め】IPv6の「::」は連続する ________ を省略して表す記法である。
→ 0(ゼロ)
【誤文訂正】IPv6の「::」はすべてのアドレスをワイルドカードとして表す。
→ 正しくは、「::」は連続する0を省略して表す。


■ 問題6

IPv6で新たに導入された通信方式はどれか。
A. ユニキャスト
B. マルチキャスト
C. ブロードキャスト
D. エニーキャスト

【正解】D
【解説】エニーキャストはIPv6で導入された新しい通信方式で、複数のノードのうち最も近い1つに通信を届ける。
【穴埋め】IPv6では ________ 通信が新たに導入された。
→ エニーキャスト
【誤文訂正】IPv6ではブロードキャストが新たに導入された。
→ 正しくは、ブロードキャストは廃止され、エニーキャストが導入された。


■ 問題7

IPv6でIPsecの扱いについて正しいものはどれか。
A. 使用できない
B. 任意である
C. 必須である
D. 非推奨である

【正解】C
【解説】IPv6ではIPsecの実装が必須である。ただし、利用は任意であることも多い。
【穴埋め】IPv6では、IPsecの実装が ________ である。
→ 必須
【誤文訂正】IPv6ではIPsecはサポートされていない。
→ 正しくは、IPsecの実装が必須とされている。


■ 問題8

IPv6で使われるアドレス表記において、16進数ブロックはいくつあるか。
A. 4ブロック
B. 6ブロック
C. 8ブロック
D. 10ブロック

【正解】C
【解説】IPv6アドレスは128ビットであり、16ビットごとに8つのブロック(区切り)に分けて表記する。
【穴埋め】IPv6アドレスは ________ 個の16ビットブロックに分かれて表記される。
→ 8
【誤文訂正】IPv6アドレスは6ブロックの16進数で表記される。
→ 正しくは、8ブロックで表記される。


■ 問題9

IPv6のプレフィックス長「/64」は何を示すか。
A. ホスト部のビット長
B. サブネット数
C. ネットワーク部のビット長
D. 全体のバイト数

【正解】C
【解説】「/64」はネットワーク部が64ビットであることを意味し、残りの64ビットがホスト部になる。
【穴埋め】IPv6の「/64」は ________ 部のビット長を表す。
→ ネットワーク
【誤文訂正】IPv6の「/64」はホスト部のビット数である。
→ 正しくは、ネットワーク部のビット数である。


■ 問題10

IPv6がIPv4に比べて優れている点として誤っているものはどれか。
A. アドレス空間が広い
B. パケット分割はルータ側で行われる
C. セキュリティ機能の標準化
D. アドレスの自動設定

【正解】B
【解説】IPv6ではパケット分割(フラグメント)は送信元が行い、ルータは行わない。
【穴埋め】IPv6では、パケット分割は原則として ________ 側で行われる。
→ 送信元
【誤文訂正】IPv6では、ルータがパケットを自動的に分割して送信する。
→ 正しくは、送信元がフラグメント処理を行う。


必要であれば、次に「IPv6アドレスの種類(リンクローカル、ユニークローカル、グローバルユニキャスト等)」をテーマにした問題セットも作成可能です。ご希望があればお知らせください。

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