IPv6の特徴であるIPアドレスが事実上無限であることに関する問題
以下に「IPv6の特徴である“IPアドレスが事実上無限”であること」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を、以下の形式で10問一気に作成します。
■ 問題1
IPv6アドレスの全体のビット長はどれか。
A. 32ビット
B. 64ビット
C. 96ビット
D. 128ビット
【正解】D
【解説】IPv6アドレスは128ビットで構成されており、2の128乗個(約3.4×10³⁸個)のアドレス空間がある。
【穴埋め】IPv6アドレスは ________ ビットで構成されている。
→ 128
【誤文訂正】IPv6アドレスは64ビットで構成されている。
→ 正しくは、128ビットである。
■ 問題2
IPv6アドレス数として最も近い規模はどれか。
A. 数百万個
B. 数十億個
C. 約43億個
D. 約3.4×10³⁸個
【正解】D
【解説】IPv6は2の128乗のアドレス空間があり、これは「事実上無限」に相当する。
【穴埋め】IPv6の総アドレス数は、理論上 ________ 個である。
→ 約3.4×10³⁸
【誤文訂正】IPv6のアドレス数は約43億個である。
→ 正しくは、約3.4×10³⁸個である。
■ 問題3
IPv6アドレスが「事実上無限」と呼ばれる主な理由はどれか。
A. 再利用が可能だから
B. 割当制限がないから
C. 人間が管理する必要がないから
D. アドレス空間が極めて大きいから
【正解】D
【解説】IPv6は128ビットの巨大な空間を持ち、現代の用途ではほぼ使い切れないため「事実上無限」とされる。
■ 問題4
IPv6で「1人1個どころか、1デバイスに多数のアドレス」を割り当てられる理由はどれか。
A. NATを使用しないから
B. DHCPが不要だから
C. アドレスがほぼ無限に存在するから
D. IPv4と互換性があるから
【正解】C
【解説】IPv6の膨大なアドレス空間により、ホストごとに複数のアドレスを割り当てる設計も可能である。
■ 問題5
IPv6の広大なアドレス空間により不要になった機能はどれか。
A. ルーティング
B. IPヘッダのチェックサム
C. NAT(ネットワークアドレス変換)
D. DNSによる名前解決
【正解】C
【解説】IPv4ではアドレス枯渇対策としてNATが使われたが、IPv6ではグローバルアドレスが十分にあり不要。
【穴埋め】IPv6ではアドレスに余裕があるため ________ は基本的に不要となる。
→ NAT
【誤文訂正】IPv6でもアドレスが不足するためNATは不可欠である。
→ 正しくは、IPv6ではアドレスに余裕があるためNATは不要である。
■ 問題6
IPv6のアドレス空間が広大であることの直接的なメリットはどれか。
A. 回線速度が向上する
B. セキュリティが向上する
C. 機器ごとにグローバルIPを割り当てられる
D. ルーティングテーブルが不要になる
【正解】C
【解説】IPv6の膨大なアドレス数により、1つ1つの機器にグローバルユニキャストアドレスを割り当て可能。
■ 問題7
IPv6のアドレス空間が広大であることが、ネットワーク構成に及ぼす影響として不適切なものはどれか。
A. 各機器に個別のアドレスを割り当てられる
B. サブネットの粒度を細かくできる
C. ブロードキャスト通信が必要になる
D. IPアドレスの再利用を考慮せずに済む
【正解】C
【解説】IPv6ではブロードキャストが廃止されており、代わりにマルチキャストが使われる。
■ 問題8
IPv6で推奨されるサブネットサイズはどれか。
A. /24
B. /32
C. /48
D. /64
【正解】D
【解説】IPv6ではホスト部分に64ビットを使用することが標準であるため、/64が基本のサブネットサイズ。
【穴埋め】IPv6では、サブネットサイズとして ________ が基本とされている。
→ /64
【誤文訂正】IPv6では/24のサブネットサイズが標準である。
→ 正しくは、/64である。
■ 問題9
IPv6のアドレス空間を支える主要なアドレス割り当て団体はどれか。
A. JPNIC
B. ICANN
C. IETF
D. NTT東日本
【正解】B
【解説】ICANNがIPアドレスの管理を行い、地域インターネットレジストリ(RIR)を通じて割り当てている。
■ 問題10
IPv6が「アドレス空間を浪費しても構わない」設計になっている理由として適切なものはどれか。
A. サブネット間通信を禁止しているから
B. IPv6アドレスが枯渇しやすいため
C. アドレスが大量にあるため、柔軟性と簡潔性を優先できるから
D. 通信速度を上げるため
【正解】C
【解説】IPv6はアドレス空間に極めて余裕があるため、効率性よりも構成の簡便さやルーティング設計を優先できる。
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