失当とはどういう意味か?

 訴訟において準備書面でよく使われる「失当」とは、相手方の主張や意見が適切ではない、不合理である、妥当性を欠いているといった意味合いで用いられます。

より具体的には、以下のようなニュアンスを含みます。

 * 法的な根拠に乏しい、あるいは全くない:主張が法律の条文や判例に照らして不適切である場合。

 * 事実と異なる、あるいは事実誤認に基づいている:相手方が提示する事実関係が間違っている、または誤解している場合。

 * 論理的に破綻している、あるいは整合性がない:主張の筋道が通っていない、矛盾している場合。

 * 証拠に裏付けられていない:主張を裏付ける具体的な証拠が示されていない、あるいは不十分な場合。

 * 訴訟の目的に合致しない、あるいは不要な主張である:本件の争点と関係ない、または解決に寄与しない主張である場合。

つまり、「失当」と反論することで、相手方の主張には説得力がなく、裁判所がそれを採用すべきではないということを強くアピールする意図があります。単に「間違っている」と述べるよりも、より専門的で、法的な妥当性がないことを示唆する言葉として使われます。


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