ARP要求パケットによるネットワーク監視に関するネットワークスペシャリスト試験

 

以下に「ARP要求パケットによるネットワーク監視」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題を10問一括で作成します。


■ 問題1

ARP要求パケットを監視する主な目的はどれか。
A. ネットワーク内のHTTP通信を暗号化するため
B. 通信速度の最適化を図るため
C. ネットワークに接続された機器の検出のため
D. VPNトンネルの確立状況を確認するため

【正解】C
【解説】ARP要求はIPアドレスに対応するMACアドレスを求めるため、機器の存在を確認する目的で監視される。

【穴埋め】ARP要求の監視は、接続機器の ________ に利用される。
→ 検出

【誤文訂正】ARP要求の監視はVPNの確立状況を知るために用いる。
→ VPNではなく、ネットワーク機器の検出に使われる。


■ 問題2

ARP要求パケットを用いたネットワーク監視手法として最も適切なのはどれか。
A. pingの応答を記録
B. SNMPのTrapを受信
C. ARPスキャンによるIP-MAC対応表の取得
D. NetFlowによるフローログの取得

【正解】C
【解説】ARPスキャンではIPアドレス範囲に対してARP要求を送り、返答からIP-MACの一覧を得られる。

【穴埋め】ARPスキャンでは、 ________ を収集することでネットワークの可視化が可能となる。
→ IP-MAC対応表

【誤文訂正】NetFlowを使うことでARPスキャンが可能になる。
→ NetFlowはフロー統計収集でありARPとは無関係。


■ 問題3

ARP要求を受信したとき、機器が応答しないケースとして正しいものはどれか。
A. MACアドレスを変更した直後
B. ファイアウォールでARP要求を遮断している場合
C. IPv6アドレスを使っている場合
D. IPアドレスが重複している場合

【正解】B
【解説】一部のファイアウォールやOS設定でARP要求への応答を無効にできる。

【穴埋め】ARP要求を遮断することで、機器の ________ を意図的に隠すことができる。
→ 存在

【誤文訂正】ARP要求は必ず応答が返る。
→ 設定により無視されることがある。


■ 問題4

次のうちARP要求パケットの監視から得られるセキュリティ情報はどれか。
A. 暗号化プロトコルの利用状況
B. 通信レイテンシの変化
C. 不審なMACアドレスの出現
D. ポートスキャンの試行

【正解】C
【解説】ARPテーブルに記録されていないMACアドレスがARP要求に応答した場合、未知の機器の存在が示される。

【穴埋め】ARP要求の監視により、 ________ MACアドレスを検出できる。
→ 不審な

【誤文訂正】ARP要求の監視でポートスキャンの可視化ができる。
→ ポートスキャンはTCP/IPレベルで検出する。


■ 問題5

ARP要求の監視が有効でないのはどのようなネットワーク環境か。
A. IPv4を利用するローカルネットワーク
B. IPv6を主に使用するネットワーク
C. DHCPを使用してIPを動的割当しているネットワーク
D. VLANを使用しているネットワーク

【正解】B
【解説】IPv6ではARPではなくNDP(Neighbor Discovery Protocol)を使用するためARP要求は使用されない。

【穴埋め】IPv6環境では、ARPの代わりに ________ が使用される。
→ NDP

【誤文訂正】IPv6でもARP要求は使われ続ける。
→ 正しくはNDPを用いる。


■ 問題6

ARP要求の監視を通じて得られる情報として不適切なものはどれか。
A. 機器のMACアドレス
B. 機器のIPアドレス
C. 通信速度
D. アクティブな端末数

【正解】C
【解説】ARP要求からは速度情報は取得できない。取得できるのはIP、MAC、存在状態など。

【穴埋め】ARP要求では ________ 情報は取得できない。
→ 通信速度

【誤文訂正】ARP要求から通信レイテンシがわかる。
→ レイテンシはARPの目的ではない。


■ 問題7

ARP要求監視を通じてネットワーク内に接続された全端末を検出する手法の一つとして正しいものはどれか。
A. pingスイープ
B. トレースルート
C. DNSルックアップ
D. ブロードキャストARPスキャン

【正解】D
【解説】ブロードキャストARPスキャンにより、同一サブネット内の全端末の検出が可能となる。

【穴埋め】ARP要求を全IPに送る方式は ________ ARPスキャンと呼ばれる。
→ ブロードキャスト

【誤文訂正】トレースルートを使って全端末のARP応答を調べる。
→ トレースルートは経路確認でありARPとは無関係。


■ 問題8

ARP要求パケットを悪用した攻撃の事前検知を目的とする監視方法はどれか。
A. IPフラグメンテーション検知
B. 不正なARPスキャンの頻度計測
C. SMTPパケット監視
D. DNS逆引き監視

【正解】B
【解説】不正なARPスキャンでは短時間に大量の要求が発生するため、頻度や宛先の分布を監視する。

【穴埋め】ARPスキャン型攻撃の検出には、ARP要求の ________ を監視する。
→ 頻度(または回数)

【誤文訂正】ARPスキャンは検出が不可能である。
→ 頻度や宛先の分析で検出可能。


■ 問題9

スイッチングハブ環境でARP要求の監視が制限される理由はどれか。
A. ハブではARPが使えないため
B. スイッチはARPを遮断するため
C. スイッチはフレームを宛先ポートにのみ転送するため
D. スイッチはMACアドレスを記録しないため

【正解】C
【解説】ARP要求はブロードキャストのため全ポートに送信されるが、スイッチングハブでは通常のフレームは宛先ポートのみに送られ、監視に制限がある。

【穴埋め】スイッチングハブでは、ARP以外のフレームは ________ にしか転送されない。
→ 宛先ポート

【誤文訂正】スイッチはすべてのフレームを全ポートに送る。
→ 宛先ポートのみに送るのが原則。


■ 問題10

セキュリティ対策としてARP要求の監視と併せて実施すべき対策はどれか。
A. MACアドレスフィルタリングの無効化
B. ARPキャッシュの手動削除
C. Port Securityの有効化
D. ポートミラーリングの解除

【正解】C
【解説】Port Securityを有効にすることで、許可されたMACアドレス以外からのARP要求・応答をブロックできる。

【穴埋め】ARP監視と併用して、 ________ を有効化すると不正端末対策になる。
→ Port Security

【誤文訂正】ARP監視とあわせてポートミラーリングを解除すべきである。
→ ミラーリングは監視の前提条件として必要である。


必要であれば、次に「GARPの活用によるARPキャッシュ更新」「ARPスキャンツール比較」「ARPとICMP Echoの違い」などの関連テーマでも問題を作成可能です。希望があればお知らせください。

コメント

このブログの人気の投稿

ミライアイ内服薬は薬事法違反で、ほとんど効果がない詐欺ですか?

最高裁での上告理由書受理・却下の判断基準について

裁判官の忌避申立書の作成例