DiffServに関するネットワークスペシャリスト試験
以下に「DiffServ(Differentiated Services)」をテーマにしたネットワークスペシャリスト試験形式の問題(従来の形式:選択肢+正解+解説+穴埋め+誤文訂正)を10問一気に作成します。
■ 問題1
DiffServの主な目的はどれか。
A. ネットワークの暗号化
B. パケットの優先度設定によるQoSの提供
C. IPv6アドレスの割り当て
D. パケットのフラグメント制御
【正解】B
【解説】DiffServは、IPパケットに優先度を付けて転送処理を制御することで、ネットワークサービスの品質(QoS)を確保するための仕組みである。
【穴埋め】DiffServは、IPパケットに________を設定してQoSを制御する仕組みである。
→ 優先度(優先順位)
【誤文訂正】DiffServはIPv6アドレスの割り当てを行うプロトコルである。
→ IPv6アドレス割り当てはDHCPv6やSLAACで行い、DiffServはQoS制御のための方式である。
■ 問題2
DiffServで使用されるフィールドはどれか。
A. TTL
B. フラグメントオフセット
C. DSフィールド
D. ヘッダチェックサム
【正解】C
【解説】DiffServは、IPヘッダの「DSフィールド(Differentiated Services Field)」を使用してパケットの優先度や転送制御を行う。
【穴埋め】DiffServでは、IPヘッダの________を利用してパケットのサービスクラスを識別する。
→ DSフィールド
【誤文訂正】DiffServはTTLフィールドを使用してサービス品質を制御する。
→ TTLはパケットの寿命を示す値であり、QoS制御とは無関係である。
■ 問題3
DiffServにおいて、DSフィールドの上位6ビットに割り当てられている値はどれか。
A. ECN
B. TTL
C. DSCP
D. IPバージョン
【正解】C
【解説】DSCP(Differentiated Services Code Point)は、DiffServにおける分類情報であり、パケットのサービスクラスを示す6ビットの値である。
【穴埋め】DiffServで使用される分類コードは、________という6ビットのフィールドに格納される。
→ DSCP
【誤文訂正】DiffServではECNによりサービスクラスが指定される。
→ ECNは混雑通知用であり、サービスクラスの指定はDSCPによって行う。
■ 問題4
DSCP値に基づいて、パケットを分類し処理するネットワーク装置はどれか。
A. アプリケーションゲートウェイ
B. スイッチングハブ
C. DiffServ対応ルータ
D. ブロードキャストリピータ
【正解】C
【解説】DiffServ対応ルータは、パケットのDSCP値を確認し、それに基づいて優先度付きの転送処理を行う。
【穴埋め】DiffServでは、________がDSCP値を参照してパケットを転送する。
→ ルータ(またはDiffServ対応ルータ)
【誤文訂正】DiffServではブロードキャストリピータがDSCPをもとに分類する。
→ ブロードキャストリピータは分類機能を持たず、信号の増幅・再送のみを行う。
■ 問題5
DiffServにおいて、Expedited Forwarding(EF)クラスの用途として最も適切なものはどれか。
A. 一般的なデータ通信
B. メール送信
C. 音声やリアルタイム通信の優先転送
D. 大容量ファイルのバッチ送信
【正解】C
【解説】EFは、低遅延・低ジッタ・低損失のサービスを提供するためのクラスで、VoIPなどのリアルタイム通信に適している。
【穴埋め】Expedited Forwardingは、________のようなリアルタイム通信に適したクラスである。
→ 音声通話(VoIP)
【誤文訂正】EFクラスは主にメールの送信で使用される。
→ メール送信は緊急性が低いため、通常はBest Effortなどのクラスを使用する。
■ 問題6
DiffServにおけるAssured Forwarding(AF)クラスの特徴はどれか。
A. 常に最高優先度で転送される
B. 優先度別の4つのクラスと3つのドロップ優先度を持つ
C. 再送制御が不要な通信に適する
D. IPフラグメントの制御を行う
【正解】B
【解説】AFクラスは、パケットを4つのクラスとそれぞれ3段階のドロップ優先度に分類し、サービスの柔軟性を向上させる。
【穴埋め】AFクラスは、4つのクラスと各クラスに________のドロップ優先度を持つ。
→ 3段階
【誤文訂正】AFクラスには2クラスしか存在しない。
→ 実際には4クラス(AF1〜AF4)があり、それぞれに3つのドロップ優先度がある。
■ 問題7
DiffServの動作として、エッジルータが主に行う処理はどれか。
A. コアルータの輻輳検知
B. パケットの再構築
C. パケットの分類とマーキング
D. MACアドレスの登録
【正解】C
【解説】エッジルータは、トラフィックを分類し、DSCPフィールドに適切な値を設定(マーキング)する役割を担う。
【穴埋め】DiffServにおいてエッジルータは、パケットの分類と________を行う。
→ マーキング
【誤文訂正】DiffServでは、MACアドレスの登録をエッジルータが担当する。
→ MACアドレスの登録はレイヤ2の処理であり、DiffServとは無関係である。
■ 問題8
DiffServが従来のIntServ(Integrated Services)と比べて優れている点はどれか。
A. エンドツーエンドでの個別セッション制御
B. RSVPを必要としないスケーラビリティの高さ
C. 遅延の正確な予測
D. 個別アプリケーションとの直接連携
【正解】B
【解説】DiffServは、ネットワーク内の各ルータで分類・処理を行い、RSVPのようなシグナリングプロトコルを必要としないため、スケーラビリティに優れる。
【穴埋め】DiffServは、RSVPを使用しないため、________に優れる。
→ スケーラビリティ
【誤文訂正】DiffServはRSVPを用いてセッションを確立する。
→ RSVPはIntServで使用され、DiffServでは使用しない。
■ 問題9
DiffServのコアネットワークにおける処理の特徴はどれか。
A. フロー単位での精密な帯域制御
B. ヘッダの再解析
C. 単純なDSCPベースの転送制御
D. パケットの内容に応じた暗号化
【正解】C
【解説】DiffServでは、コアネットワーク内のルータは複雑な処理を避け、DSCPに基づいて高速かつ簡易な転送処理を行う。
【穴埋め】DiffServのコアでは、________に基づいてパケットの転送処理を行う。
→ DSCP値
【誤文訂正】DiffServのコアではフロー単位で精密な帯域制御を行う。
→ フロー単位の精密制御はIntServの特徴であり、DiffServでは簡素な制御が行われる。
■ 問題10
DiffServで定義されている「Best Effort」クラスの説明として正しいものはどれか。
A. 最低限の帯域保証がある
B. パケットの到達保証がある
C. QoSを考慮せず、可能な限り転送する
D. 再送制御が常に適用される
【正解】C
【解説】Best Effortは、特別なQoS制御を行わず、空き帯域に応じて可能な限りパケットを転送する基本的なクラスである。
【穴埋め】Best Effortは、QoS制御を行わず、________に応じてパケットを転送する。
→ 空き帯域(利用可能なリソース)
【誤文訂正】Best Effortでは常に帯域保証がされている。
→ 帯域保証は行われず、優先順位もないのがBest Effortである。
ご希望あれば、次は「DSCPの値(AFxy/EF)」「マーキング装置」「分類器」「帯域制御との連携」なども可能です。続けますか?
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