L2TPに関するネットワークスペシャリスト試験
以下に、L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験向けの問題を、従来の出題形式(選択肢・正解・解説・穴埋め・誤文訂正)にて10問一気に作成します。
■ 問題1
L2TPの基本的な役割はどれか。
A. アプリケーション層での暗号化
B. レイヤ2フレームのカプセル化と転送
C. MACアドレスの変換
D. ルーティングテーブルの最適化
【正解】B
【解説】L2TPは、レイヤ2のPPPフレームなどをカプセル化してIPネットワーク上にトンネルを確立し、遠隔地のネットワーク間通信を可能にする。
【穴埋め】L2TPは、__________フレームをIPネットワーク上で転送する。
→ レイヤ2
【誤文訂正】L2TPはMACアドレス変換を行うのではなく、レイヤ2フレームのトンネリングを行う。
■ 問題2
L2TPにおいて、トンネル終端側で使われる装置の名称はどれか。
A. NATデバイス
B. LAC(L2TP Access Concentrator)
C. LNS(L2TP Network Server)
D. VPNクライアント
【正解】C
【解説】LNSはL2TPトンネルの終端であり、PPPセッションを終了し、ユーザ認証やIPアドレス割当などを実施する。
【穴埋め】L2TPトンネルの終端装置は__________と呼ばれる。
→ LNS
【誤文訂正】L2TPにおけるLACはトンネルの始点側であり、終端側はLNSである。
■ 問題3
L2TPの通信に利用されるプロトコルとポート番号の組合せとして正しいものはどれか。
A. TCP/1723
B. UDP/500
C. UDP/1701
D. TCP/443
【正解】C
【解説】L2TPはUDPのポート1701を使用して通信する。PPTPと異なり、TCPは使用しない。
【穴埋め】L2TPは、__________ポート番号1701で動作する。
→ UDP
【誤文訂正】L2TPはTCPではなく、UDP上で動作するプロトコルである。
■ 問題4
L2TP単体では提供されない機能はどれか。
A. データ暗号化
B. フレームカプセル化
C. トンネリング
D. セッション管理
【正解】A
【解説】L2TPはトンネリングのみを提供し、暗号化機能は持たない。そのため、IPsecと併用して安全なVPN通信を実現する。
【穴埋め】L2TPは、__________機能を自前では持たないため、IPsecと併用される。
→ 暗号化
【誤文訂正】L2TPはトンネリングプロトコルであり、暗号化機能はIPsecなどの別のプロトコルに依存する。
■ 問題5
L2TP/IPsec構成のうち、IPsecが提供する機能はどれか。
A. セッションの確立
B. データの暗号化と認証
C. PPPフレームの転送
D. VLANの分割
【正解】B
【解説】L2TP/IPsecでは、L2TPがトンネリングを担い、IPsecがデータの暗号化と認証を提供する。これにより、安全なVPN通信が可能となる。
【穴埋め】L2TP/IPsecにおいて、IPsecは__________と__________を提供する。
→ 暗号化、認証
【誤文訂正】IPsecはPPPフレームの転送には関与せず、それはL2TPの役割である。
■ 問題6
L2TPで用いられるトンネリングは、OSI基本参照モデルのどの層のデータをカプセル化するか。
A. 物理層
B. データリンク層
C. ネットワーク層
D. セッション層
【正解】B
【解説】L2TPは、主にPPPのようなデータリンク層のプロトコルをトンネリングする。
【穴埋め】L2TPは、__________層のプロトコルをトンネリングする技術である。
→ データリンク
【誤文訂正】L2TPはネットワーク層のIPパケットではなく、データリンク層のフレームを対象とする。
■ 問題7
L2TPの特徴として正しくないものはどれか。
A. パケットの順序制御を行う
B. 暗号化機能を単体で備える
C. UDPを使用して通信する
D. フレームの圧縮が可能
【正解】B
【解説】L2TPには暗号化機能がなく、セキュリティを強化するにはIPsecとの併用が必要である。
【穴埋め】L2TPは、単体では__________機能を持たない。
→ 暗号化
【誤文訂正】L2TP単体で暗号化はできないため、安全な通信にはIPsecと併用する必要がある。
■ 問題8
L2TPとPPTPの違いとして適切なものはどれか。
A. PPTPはレイヤ3で動作するが、L2TPはレイヤ4で動作する
B. PPTPはUDPを使い、L2TPはTCPを使う
C. PPTPはMicrosoft独自仕様、L2TPは標準仕様
D. PPTPは暗号化をサポートするが、L2TPはサポートしない
【正解】C
【解説】PPTPはMicrosoftが中心となって策定されたが、L2TPはIETFによる標準仕様である。
【穴埋め】L2TPは、__________によって標準化されたプロトコルである。
→ IETF
【誤文訂正】L2TPはTCPではなくUDPを使用する。TCPを使うのはPPTPの制御チャネル。
■ 問題9
L2TP/IPsecにおける「トンネルモードIPsec」が保護する範囲はどれか。
A. L2TPヘッダのみ
B. IPヘッダとL2TPデータ両方
C. IPヘッダのみ
D. PPPヘッダのみ
【正解】B
【解説】トンネルモードのIPsecは、L2TPヘッダとそのデータを含むすべてを暗号化し、外側に新しいIPヘッダを付与して保護する。
【穴埋め】トンネルモードIPsecは、L2TPヘッダとデータを__________する。
→ 暗号化
【誤文訂正】トンネルモードIPsecでは、IPヘッダのみでなくL2TPヘッダとそのデータも保護される。
■ 問題10
L2TPの使用例として最も適切なものはどれか。
A. DHCPサーバの自動構成
B. 無線LANのチャンネル割り当て
C. リモートアクセスVPNの確立
D. ファイアウォールのポート開放
【正解】C
【解説】L2TPは、企業ネットワークやISPなどで、リモートアクセスVPNを実現する手段として広く使用されている。
【穴埋め】L2TPは__________VPNのために使われることが多い。
→ リモートアクセス
【誤文訂正】L2TPはチャンネル制御やDHCPの機能ではなく、VPNトンネリング用プロトコルである。
必要であれば、PPTP・SSTP・OpenVPN・IPsec単独構成との比較問題や、L2TP over MPLSに関する上級編も作成可能です。ご希望があればお知らせください。
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