眼軸長が長くなることは網膜剥離を進行させる原因になるか?
Q.3:眼軸長が長くなることは網膜剥離を進行させる原因になるか?
はい、その通りです。眼軸長が長くなることは、網膜剥離のリスクを高める原因となります。
近視の進行によって眼軸長が伸びると、眼球全体が前後に引き伸ばされることになります。このとき、眼球の内側にある網膜も引き伸ばされます。
この引き伸ばしによって、網膜には以下のような変化が起こり、網膜剥離につながる可能性が高くなります。
* 網膜の菲薄化(薄くなること): 引き伸ばされた網膜は、正常な網膜に比べて薄く、もろくなります。特に眼球の周辺部で顕著です。
* 網膜裂孔・円孔の形成: 薄くなった網膜は、小さな穴(網膜円孔)が開いたり、裂け目(網膜裂孔)ができやすくなります。
* 硝子体の影響: 眼球の中には、ゼリー状の「硝子体(しょうしたい)」という物質が詰まっています。近視が強いと、この硝子体が早く液化し、網膜から剥がれやすくなります(後部硝子体剥離)。このとき、硝子体が網膜を引っ張る力が加わり、網膜に裂け目が生じることがあります。
網膜にできた裂け目や穴から、液化した硝子体が網膜の裏側に流れ込むと、網膜が眼球壁から剥がれてしまい、これが網膜剥離となります。
特に、強度近視(-6D以上)や病的近視と診断された方は、眼軸長が著しく伸びているため、網膜剥離をはじめとする様々な眼の病気のリスクが高いとされています。
したがって、近視の進行を抑制することは、単に視力低下を防ぐだけでなく、将来的な網膜剥離などの重篤な目の病気を予防する上でも非常に重要です。
近視の度合いが強い方や、飛蚊症(目の前をゴミのようなものが飛んで見える症状)や光視症(目の前で光が走るように見える症状)などの自覚症状がある場合は、早めに眼科を受診し、定期的な検査を受けることが推奨されます。
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