呼損率表(エルランB表など) に関する択一式問題を10問
承知しました!
それでは 呼損率表(エルランB表など) に関する択一式問題を10問作成し、解答と解説を付けます。
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呼損率表に関するネットワークスペシャリスト試験択一式問題
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問題1
呼損率表を用いる目的として最も適切なのはどれか。
A. 回線速度を決定するため
B. 回線数と呼量から呼損率を算出するため
C. 通信プロトコルの遅延時間を求めるため
D. 利用者の満足度を直接測定するため
正解:B
解説: 呼損率表は、回線数と呼量から呼損率を推定するために使用される。
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問題2
呼損率表で用いられる呼量の単位はどれか。
A. ビット毎秒 (bps)
B. パケット毎秒 (pps)
C. エルラン (Erlang)
D. 秒
正解:C
解説: 呼量は「エルラン」という単位で表され、平均的な回線占有時間を基に算出される。
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問題3
回線数が一定の場合、呼量が増加すると呼損率はどうなるか。
A. 減少する
B. 一定となる
C. 増加する
D. 無関係である
正解:C
解説: 呼量が増えると回線が不足するため、呼損率は上昇する。
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問題4
回線数を増やすと呼損率はどう変化するか。
A. 上昇する
B. 低下する
C. 不変である
D. ランダムに変化する
正解:B
解説: 回線数を増加させることで収容力が上がり、呼損率は低下する。
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問題5
呼損率表に基づく設計で「呼損率1%」を選択する理由として最も適切なのはどれか。
A. コストを最小化するため
B. 通信速度を最大化するため
C. 利用者満足度とコストのバランスを取るため
D. 呼量を削減するため
正解:C
解説: 呼損率はQoSとコストのバランスを反映した指標であり、1%前後は現実的に利用者満足を得やすい。
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問題6
呼損率表を使わずに設計した場合に生じやすい問題はどれか。
A. 通信プロトコルの誤動作
B. 過剰な設備投資または回線不足
C. 暗号化強度の不足
D. DNS解決の遅延
正解:B
解説: 呼損率表を使わないと、過剰設計や不足設計により効率的な資源利用ができない。
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問題7
あるシステムで、呼量が 50 エルラン、回線数が 60 のとき呼損率は約 1% であった。もし回線数を50に減らした場合、呼損率はどうなるか。
A. 1%のまま
B. 大幅に増加する
C. ゼロになる
D. 無関係
正解:B
解説: 呼量に対して回線が不足するため、呼損率は大きく増加する。
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問題8
呼損率表が適用されるモデルとして正しいのはどれか。
A. 待ち行列が存在しない即時切断モデル
B. 無限に待ち時間を許容するモデル
C. パケット交換モデル
D. データベース検索モデル
正解:A
解説: 呼損率表(エルランB式)は待ち行列が存在せず、呼が収容されないと即時切断されるシステムを前提とする。
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問題9
ある企業では呼量 120 エルラン、回線数 130 のとき呼損率は約 2% であった。このとき呼損率を 1% 以下にするにはどうすべきか。
A. 回線数を減らす
B. 回線数を増やす
C. 呼量を増やす
D. 呼量と回線数は無関係
正解:B
解説: 呼損率を下げるためには、回線数を増やして収容力を上げる必要がある。
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問題10
呼損率表を使った設計の限界を述べたものはどれか。
A. 暗号化を考慮していない
B. 待ち時間を考慮できない
C. 通信速度の上限を示す
D. QoSを保証する
正解:B
解説: 呼損率表(エルランB式)は待ち時間を考慮せず、あくまで「即時切断モデル」に基づくため、コールセンターなどには適さない。
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呼損率表に関する午後Ⅰ形式問題(10問)
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問題1
呼損率表は、呼量と ________ を入力として、呼損率を求めるために使用される。
解答: 回線数
解説: 呼損率表(エルランB式)は、呼量(Erlang)と回線数を基に呼損率を算出する。
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問題2
呼量の単位として一般的に用いられるのは ________ である。
解答: エルラン (Erlang)
解説: 呼量は、1回線がどれだけ使用されたかを示す単位で「エルラン」が用いられる。
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問題3
回線数が一定のとき、呼量が増えると呼損率は ________。
解答: 増加する
解説: 呼量が増加すると、回線不足により呼損率は上昇する。
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問題4
回線数を増やすと、呼損率は ________。
解答: 減少する
解説: 回線数が多いほど同時呼を収容できるため、呼損率は低下する。
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問題5
呼損率表の前提となるモデルは、待ち呼がなく ________ されるモデルである。
解答: 即時切断
解説: エルランB式のモデルは「待ち行列がない」、すなわち呼が収容されない場合は即時切断される前提。
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問題6
呼損率表を利用しない場合、システム設計で起こりやすい問題は、回線の ________ または ________ である。
解答: 過剰設計、過少設計
解説: 呼損率表を使わないと、必要以上にコストをかけるか、逆に不足してサービス低下が発生する。
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問題7
呼損率を1%に抑える設計は、利用者満足度と ________ のバランスを取るために選択される。
解答: コスト
解説: 呼損率を小さくするほどコストは増大するため、1%程度は実用的なバランス。
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問題8
呼損率表で得られる値は、利用者の要求が収容されない ________ の確率を示す。
解答: 呼(コール)
解説: 呼損率とは、発生した呼のうち収容できず切断される割合。
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問題9
呼量が大きくなると、一定の回線数における呼損率は ________。
解答: 急激に増加する
解説: 呼量と回線数のバランスが崩れると、呼損率は指数関数的に増える。
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問題10
エルランB式では、呼量は平均呼数と ________ に基づいて算出される。
解答: 平均保持時間
解説: 呼量(Erlang)は「平均呼数 × 平均保持時間」により求められる。
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呼損率表に関する午後Ⅱ形式問題(10問+解答・解説)
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問題1
あなたの組織では、コールセンター用に30回線を契約している。
平日日中の平均呼量は 20エルラン である。
(1) 呼損率表を用いた場合の呼損率のおおよその値を答えよ。
(2) この呼損率の意味を説明せよ。
解答:
(1) 約1%前後
(2) 発生した呼のうち、約1%が収容されずに切断されることを意味する。
解説:
30回線で20Erlangの場合、呼損率はおおむね1%。呼損率は「呼が収容できない確率」を示す。
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問題2
ある企業では 50回線 を契約し、最大呼量が 35Erlang である。
呼損率を1%以下に抑えるためには十分かどうかを判断せよ。
解答: 十分である。呼損率は0.5%程度。
解説:
50回線に対して35Erlangの呼量なら、呼損率は1%未満。余裕をもって要求条件を満たしている。
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問題3
10回線 で 8Erlang の呼量を処理するとき、呼損率はどの程度になるか。
また、利用者体感としてどのような影響があるか説明せよ。
解答:
呼損率:約6〜7%
利用者体感:着信不能や再ダイヤルが多発し、サービス品質が低下する。
解説:
10回線に8Erlangは過負荷気味であり、呼損率は5%以上。ユーザーの不満が高まる。
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問題4
呼損率を0.1%未満にするために、20Erlang の呼量を処理する回線数を設計せよ。
解答: 約40回線が必要。
解説:
20Erlangで呼損率0.1%未満にするには、回線数は約2倍の40本が必要となる。サービスレベル向上には大幅な回線増設が必要。
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問題5
コールセンターのシステム設計において、呼損率を 5% に設定した場合と 1% に設定した場合の違いを説明せよ。
解答:
5%:コストは抑えられるが、顧客満足度は低下する。
1%:回線数が増えコストが増加するが、顧客満足度は向上する。
解説:
呼損率の設計値はコストと品質のトレードオフ。一般に1%程度が妥当とされる。
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問題6
あるシステムで呼量が 15Erlang で、回線数が 15本 の場合、呼損率はどの程度か。
この設計は適切かどうかを述べよ。
解答:
呼損率:約10%
適切ではない。
解説:
利用者の1割が呼を失敗する水準であり、サービス水準を満たさない。
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問題7
呼量が 40Erlang で、回線数が 50本 の場合の呼損率を求めよ。
解答: 約2%
解説:
50本に対して40Erlangは飽和に近い。呼損率は数%となる。
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問題8
あるISPでは、ピーク時に呼量が 100Erlang となる。
呼損率を 1%以下 に抑えるには、どの程度の回線数が必要か。
解答: 約120回線
解説:
100Erlangで1%以下の呼損率を確保するには、約20%の余裕を持った回線数が必要となる。
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問題9
呼量が 25Erlang の場合、呼損率を 0.5%以下 にするには何回線必要か。
解答: 約35回線
解説:
25Erlangで0.5%を満たすには35回線が必要。設計指標は呼量と回線数のバランス。
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問題10
呼損率表を用いた設計のメリットを2つ挙げよ。
解答:
利用者体感を数値化できる。
コスト最適化が可能。
解説:
呼損率表を用いることで、客観的に必要回線数を算出でき、過剰設計や過少設計を防げる。
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