垂直パリティ+水平パリティ(2次元パリティ方式)
承知しました。
それでは「垂直パリティ+水平パリティ(2次元パリティ方式)」をテーマにした 午後Ⅱ形式(シナリオ型)問題10問+模範解答・解説 をご用意します。
---
午後Ⅱ形式問題(垂直パリティ+水平パリティ)
---
問題1
ある企業ではモデム回線を通じてテキストデータを送信している。通信品質が悪く、1ビットの誤りが頻繁に発生していた。そこで垂直パリティに加え、水平パリティを導入した。
この方式を導入することでどのような誤り訂正が可能になったか説明せよ。
解答: 1ビット誤りの訂正が可能。
解説: 垂直と水平の交点で誤りビットを特定でき、修正できる。
---
問題2
あるデータブロックを2次元に並べ、行ごとに水平パリティ、列ごとに垂直パリティを付与した。受信側で垂直・水平の両方のパリティに異常が出た場合、誤りはどこで発生したと判断できるか。
解答: 垂直と水平パリティが交差する1ビット。
解説: 行と列の交差点に誤りビットが存在すると推定できる。
---
問題3
2ビットの誤りが同一行・同一列に発生した場合、2次元パリティでは誤り検出ができない場合がある。その理由を述べよ。
解答: パリティが相殺され、誤りがないと誤認されるため。
解説: 偶数個の誤りはパリティで検出できない。
---
問題4
送信データが 7ビットASCIIコードで構成されているとき、2次元パリティ方式のオーバーヘッドはどの程度増加するか。
解答: 行ごとに水平パリティ、列ごとに垂直パリティが加わるため、1次元パリティ方式よりビット数が増加する。
解説: 実際には行数+列数の追加ビットが必要になる。
---
問題5
垂直パリティのみを使用する場合と、2次元パリティを使用する場合の「誤り検出能力」の違いを述べよ。
解答:
垂直パリティ:誤りの検出のみ。
2次元パリティ:誤りの検出に加えて1ビット訂正が可能。
解説: 2次元化することで位置特定が可能になる。
---
問題6
2次元パリティ方式が歴史的に用いられた環境を具体的に挙げよ。
解答: モデム回線、テレタイプ端末通信など。
解説: 低速・高誤り率の環境で簡易な誤り制御方式として利用された。
---
問題7
ある企業では、2次元パリティを用いて伝送を行っているが、誤り率が高く、再送要求が頻繁に発生している。この場合に考えられる改善策を1つ挙げよ。
解答: CRCやハミング符号など、より高性能な誤り制御符号を導入する。
解説: 2次元パリティでは多ビット誤りを検出できないため、上位の符号化方式に移行する。
---
問題8
2次元パリティ方式の利点と欠点をそれぞれ簡潔に述べよ。
解答:
利点:1ビット誤りの訂正が可能で、単純な実装で済む。
欠点:オーバーヘッドが大きく、多ビット誤りの検出性能が低い。
解説: 簡便だが効率性と信頼性に限界がある。
---
問題9
データ通信で垂直パリティと水平パリティの両方を使った場合、誤りの発見だけにとどめ、訂正は行わず再送を要求する運用方針を採った。この理由を述べよ。
解答: 複数ビット誤りの場合に誤訂正のリスクがあるため。
解説: 再送の方が安全で、データの完全性を保証できる。
---
問題10
2次元パリティ方式の考え方が、後の誤り訂正符号理論に与えた影響を述べよ。
解答: ハミング符号やリードソロモン符号など、誤り訂正符号の基礎的発想の出発点となった。
解説: 行列状の冗長性付与が符号理論発展の礎となった。
---
まとめ
**2次元パリティ(垂直+水平)**は、1ビット誤り訂正・多ビット誤り検出に有効。
ただし、偶数ビット誤りや複数ビット誤りの限界がある。
歴史的にはモデム通信などで利用され、のちの符号理論発展の基盤となった。
---
👉 この続きを「演習模試形式(解答用紙付きPDF化)」にまとめて、実際に模擬試験のように解けるようにしてみますか?
コメント
コメントを投稿