負荷分散と待ち行列理論
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ここでは 「負荷分散と待ち行列理論」 をテーマに、以下の3パターンで問題を構成し、それぞれに 解答・解説 を付けます。
1. 択一式問題(午前Ⅱ形式)10問
2. 午後Ⅰ形式(短文解析・穴埋めなど)10問
3. 午後Ⅱ形式(シナリオ型)10問
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1. 択一式問題(10問)
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問題1
待ち行列理論 M/M/1 における平均待ち時間 Wq はどの式で表されるか。
A. Wq = 1/μ
B. Wq = λ/(μ(μ−λ))
C. Wq = 1/(μ−λ)
D. Wq = λ/μ
解答 B
解説 M/M/1の平均待ち時間は Wq=λ/(μ(μ−λ)) で表される。
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問題2
負荷分散装置で「ラウンドロビン方式」の特徴はどれか。
A. 応答時間が短いサーバに優先的に割り当てる
B. セッション数が最小のサーバに割り当てる
C. 順番に各サーバへリクエストを割り当てる
D. ハッシュ値を用いてサーバを決定する
解答 C
解説 ラウンドロビンは最もシンプルで、順番にサーバを選択する方式。
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問題3
利用率 ρ が 1 に近づくときの M/M/1 待ち行列の性質として正しいのはどれか。
A. 待ち時間は一定
B. 待ち時間はゼロに近づく
C. 待ち時間は無限大に発散する
D. サービス時間は増加する
解答 C
解説 ρ→1 で待ち時間は発散し、システムが過負荷になる。
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問題4
「最小接続数方式(Least Connection)」の負荷分散は、どのようなトラフィックに適しているか。
A. セッション時間が均等なトラフィック
B. セッション時間が不均一なトラフィック
C. 静的なトラフィック
D. UDP型トラフィック
解答 B
解説 セッション時間が不均一な場合、接続数で負荷を均等化するのが効果的。
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問題5
待ち行列理論で平均系内人数 L を表す式はどれか。
A. L = λW
B. L = μWq
C. L = λ/μ
D. L = W/λ
解答 A
解説 リトルの法則により L=λW。
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問題6
負荷分散装置の「セッション維持(スティッキー)」機能が必要になる典型例はどれか。
A. FTPダウンロード
B. Webショッピングのカート処理
C. DNSラウンドロビン
D. ICMP応答
解答 B
解説 セッションが同一サーバに維持されなければならない場合に必要。
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問題7
M/M/2システムにおける利用率 ρ の計算式はどれか。
A. λ/μ
B. λ/(2μ)
C. μ/λ
D. 2μ/λ
解答 B
解説 サーバ数 m=2 の場合、ρ=λ/(mμ)。
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問題8
「ハッシュ方式」の負荷分散での欠点はどれか。
A. セッションが均等に分散されない可能性がある
B. 応答速度が遅い
C. 状態保持ができない
D. 利用率が計算できない
解答 A
解説 特定のハッシュ値に偏ると、負荷が集中することがある。
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問題9
利用率 ρ=0.7、サービス率 μ=10件/秒のとき、平均到着率 λ を求めよ。
A. 7件/秒
B. 3件/秒
C. 13件/秒
D. 70件/秒
解答 A
解説 λ=ρμ=0.7×10=7件/秒。
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問題10
負荷分散設計において「スケーラビリティ」が意味するものはどれか。
A. サーバが故障してもサービスを継続できる性質
B. サーバ数を増やすことで処理能力を拡張できる性質
C. セッションを暗号化できる性質
D. 通信を保護する性質
解答 B
解説 スケーラビリティは拡張性の指標。
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2. 午後Ⅰ形式(10問)
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問題1
M/M/1待ち行列における平均待ち時間 Wq は ______ で計算できる。
解答 λ/(μ(μ−λ))
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問題2
負荷分散方式の一つである「ラウンドロビン」は、各サーバに ______ にリクエストを振り分ける。
解答 順番
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問題3
リトルの法則では、平均系内人数 L = ______ × W で表される。
解答 λ
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問題4
利用率 ρ が高くなると、待ち行列の長さと待ち時間は ______ する。
解答 増加
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問題5
セッションの状態を保持する必要がある場合、負荷分散装置では ______ 機能が有効となる。
解答 セッション維持(スティッキー)
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問題6
M/M/mモデルでは、利用率は λ / ( ______ ) で表される。
解答 mμ
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問題7
「最小接続数方式」は、セッションの長さが ______ 場合に効果的である。
解答 不均一な
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問題8
ハッシュ方式では、サーバ選択が ______ 値に基づいて決定される。
解答 ハッシュ
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問題9
負荷分散装置における「スケーラビリティ」は、処理能力を ______ できる性質を指す。
解答 拡張
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問題10
待ち行列理論を用いた設計の利点は、 ______ を防ぐ点にある。
解答 過剰投資やリソース不足
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3. 午後Ⅱ形式(10問)
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問題1
あなたの組織のWebサーバ群は3台構成で、到着率 λ=120件/秒、各サーバの処理能力 μ=50件/秒である。
利用率を計算し、このシステムが安定しているか答えよ。
解答 ρ=120/(3×50)=0.8 → 安定している。
解説 M/M/mモデルで利用率を計算。ρ<1なので安定。
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問題2
同じ条件でサーバ数を2台に減らした場合、利用率はいくらになるか。
解答 ρ=120/(2×50)=1.2 → 不安定。
解説 λ≥mμ なので待ち行列が発散する。
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問題3
セッションが長く不均一なWebアプリケーションに対して「ラウンドロビン方式」を利用した場合の問題点を述べよ。
解答 サーバ間で負荷が不均衡になりやすい。
解説 セッション時間の偏りがある場合、単純順番割り当てでは効率が悪い。
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問題4
上記問題3の環境では、どの負荷分散方式を用いると改善できるか。
解答 最小接続数方式(Least Connection)。
解説 現時点の接続数に基づいて割り当てるため、負荷が均衡化する。
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問題5
ISPのバックボーンにあるロードバランサで「ハッシュ方式」を採用した場合のメリットを述べよ。
解答 同じクライアントからの接続を同一サーバに振り分けられる。
解説 セッション維持に近い仕組みとして有効。
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問題6
しかし、ハッシュ方式の欠点を述べよ。
解答 ハッシュの偏りにより、一部のサーバに負荷が集中する可能性がある。
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問題7
利用率 ρ=0.9 のM/M/1システムでは、平均待ち時間 Wq の傾向を説明せよ。
解答 非常に大きくなり、実用上耐えられない遅延が発生する。
解説 ρが1に近いほど待ち時間は発散に近づく。
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問題8
負荷分散装置における「ヘルスチェック機能」の役割を説明せよ。
解答 サーバの死活監視を行い、故障したサーバを振り分け対象から除外する。
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問題9
負荷分散装置を導入しても待ち時間が改善されない場合、考えられる要因を1つ述べよ。
解答 サーバ性能やアプリケーション側の処理遅延がボトルネックになっている。
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問題10
待ち行列理論を活用して、今後のサーバ増設計画を立てるメリットを述べよ。
解答 将来のトラフィックに対して必要なサーバ台数を定量的に見積もれる。
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✅ これで 択一式10問+午後Ⅰ形式10問+午後Ⅱ形式10問+解答・解説 をセットにしました。
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👉 ご希望があれば、これらを 模擬試験形式(60問まとめ) や PDF化 して学習教材として整理することもできますが、まとめて出力しますか?
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